« 月と桜 | トップページ | おぼろ月夜 »

2005/04/17

読書感想とは…。

読書感想文について先日FM放送で飴田彩子DJがこんな事を言っていた。「読書感想文ってなんだかあらすじばかり書いてしまいませんか?自分の読んだ本を他人は知らない場合もあるわけでしょ?だからストーリーを知ってもらわないとなにについてそう思ったのか、また感動したのか感想文の読み手は全く解らないじゃないですか?」これは意外な言葉だった。いつも番組の中で解りやすく本の紹介と感想をサラリと述べているのだが?
話題を変える。
ちょっと古いのだけれど、市川拓司著「いま、会いにゆきます」と言う本がある。映画化されたので知っておられる方も多いと思う。僕はこのストーリーをあまり知らずに(CFで見たのみ)若月かおり著「ずっと、ずっと、あなたのそばに」を先に読んでしまった。これは主人公の恋人・澪の視点から書かれたものだが、「なんだこれは、解らない」が感想。で、市川拓司著「いま、会いにゆきます」を読む事になってしまった。
澪は巧(主人公)と息子佑司と6週間過ごし(あの世に逝った)あとはどうなるのか?澪はあの世へ逝くと同時に病院のベッドで目を覚ますのである。ちょっとパセティック(悲壮)だが澪は『無限再起動ループ』に陥ってしまうのである。巧+息子佑司の階層と巧+澪の階層それに巧+澪+佑司の階層がある。一本のハムに例えるならそれをいくつかにスライスしたのがいくつかのシーンであり階層である。もともとは同じ一本から切り出されたものだが今は違う個体として存在するが、それぞれはそれぞれに含まないものをエイリアスとして常駐する。ここにきてプロットがダリの絵のように溶けて歪みだした。
死亡→病院のベッドで目を覚ます。→家族の生活→死亡→病院のベッドで目を覚ます。
「わたしの素敵な未来のはじまり」とか「わたしの素敵な未来を携えて」と言う表現が僕の感じる『無限再起動ループ』ならばその言葉に奥にある寂寥感が漂ってくる。

|

« 月と桜 | トップページ | おぼろ月夜 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 月と桜 | トップページ | おぼろ月夜 »