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2006/06/26

直筆原稿はそんなにいいのか?

新聞のコラム欄にある小説家の直筆原稿について書いてあった。
「本人の文字の特徴と加筆、訂正のあとがはっきりわかり、校正の跡も生々しい。作家の息づかいが伝わってくる。」と書かれ「パソコンを使う作家が増えたが、キーをたたいて、打ち出される『生原稿』は何とも味気ない」と結んでいる。
これは編集者の目から見た偏見である。
通常僕たち読者は作家本人の文字(直筆)で文章を読む事などほとんど無い。印刷された活字から読み取る。そこには「生々しい」とか「味気ない」という感覚は一切関係ない。
生の文字から感じ取る見当違いな感覚が無いだけに、そこに偏見と言うものも自然に湧き出てくるし想像(空想)に浸れる。

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コメント

う~ん、コレも、プルさんなかなかいいとこ突いてますねぇ(笑)
たま~に、筆者の直筆原稿の原稿用紙をそのまんま印刷しているものを見かけますが、それは単に写真の一つとして掲載されているだけだったり、ですよねぇ。直筆原稿をそのまんま印刷した本って、滅多に無いですよね。あったとしたら絵本的なものとか。
おおかたの作家さんたちは、字が汚すぎて出せないのではないかと思うのですが。(苦笑)
詩集などであれば、ぜひとも作家さんたちの直筆で読んでみたいものですよね。直筆文字の形としての良さっていうものがありますから。
しかし、プルさんのおっしゃること、至極真っ当だと思います。特に、調子よく読んでいくべき推理小説などの場合には、作者のヘンな筆致によるヘンな間合いや感情が入るより、淡々とした活字をスキッと読みたいですからね。
「小説家の直筆原稿が良い」というのは、まったくもって、編集者の独りよがりですね。

投稿: yaco | 2006/06/28 05:13

詩集などであれば作家さんの直筆も作品として鑑賞できるからいいかもしれませんね。
ある大手出版・印刷関係に勤務されていた方の話で、作家によっては読めない文字を書かれる方もいるそうで、専属の暗号解読者(笑)がいるそうです。
作家は皆PCを使ってくれると助かるのだが…と思っている担当者も多いと思います。
我々一般人には作家の直筆を手に取ってみる事など叶わないのですが、小説の最初の1行くらいを直筆写真で入れてくれると、また違った興味が湧くかもしれませんが、逆にイメージが壊れる事もあるかもしれません。

投稿: プル | 2006/06/28 22:38

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