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2008/10/17

中池見湿地。

Img_1133
敦賀市にある「中池見湿地(なかいけみしっち)」に行ってきた。
国道8号線バイパスから見えるけれど、入り口はどこなのかちょっと分りにくい。
「中池見・人と自然のふれあいの里(ウェットランド中池見)」という、言ってみれば自然公園のような所が解放されている。
詳しくはリンク先を参照していただくとして、中池見湿地は底なし沼状態で、堆積した泥炭層は40mを超えるらしい。一旦沈み込めば泥炭層の下の岩盤まで数十m沈み込むことになる。
よくわからないのがWikipediaの説明にある「もともとはスギの巨木が生い茂る湿地だった」という部分。と「江戸時代の新田開発によりほぼ全域が水田となった」という部分。
底なし沼状態の所にスギの巨木が生えるのだろうか?底なし沼状態の所を水田になど出来るのだろうか?とふと思った。パンフレットには「深い沼の開拓は大変な苦労があったようです」と一応言い訳のような文言はあるけれど、その前文には「戦国時代、織田軍が金ヶ崎城を攻めた時、池見は天然の堀の役割をはたしていたようです」とある。底なし沼と知らずに入り込んだ織田軍の兵士が甲冑を付けたまま今も泥炭層の下に沈んでいるのかもしれない。

中池見を現状のまま保存するのはかなり難しいと思う。希少種の動植物をこのまま保全するのは不可能に近い。外来種の亀が捕獲されていたし、アメリカザリガニなどというとんでもないものまでいる。国道8号線バイパスがこの湿地の際を通っている(泥炭層の上に通したから沈み込んできている)付近は外来植物が繁茂している。そんな風景を見ていると敦賀市は中池見を真剣に保全する気があるのかどうかよく解らない。

以前、大阪ガスがここに天然ガス基地の建設を計画していたが、エネルギー事情が変わった事もあり断念した経緯がある。当時の計画では一部は環境保全エリアとして残す予定だった。その部分がウェットランド中池見の付近じゃないのかと思う。
当時ガス基地の建設には反対も多かったと聞くが、ここを残すのはたとえ一部分であっても企業の力で保全管理するのがよかったのかもしれない。今となってはもうそんなこと言ってもしかたないわけだけれど、このままいけば中池見は外来植物が繁茂するただの草地になるのは目に見えている。それが自然の変遷だといってしまえばそれまでのことなんだけれど・・・.

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