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2009/01/15

"一期一会"とは言うけれど・・・。

深夜にNHKで「一期一会」と言う番組を途中から見た。
「キミにききたい!『人の目を気にするべき?の話』」と題して、“ゴスロリファッション”にハマっている女子大生"A"とファッション誌(フリーペーパー)の編集者でもある女子大生"B"の対話。

見る人によってはギョッとするかもしれない"ゴスロリファッション”そんな"A"に対して"B"は「人の目を気にするべき」言い換えれば「世間とのバランス」が必要だと言う。
"ゴスロリ"→自分を貫く→その結果友達がいなくなる。そして将来(職業)はどうするのか?そんな"B"の言葉に"A"は言葉につまりながらも「フリーター…?」と力なく答える。

ここまでを聞いていれば真っ当な考え方をしているのは"B"ではあるけれど、どうも面白くない。でも、もちろんそれが悪い筈がなく、社会的には良好な人間関係を築き、社会的な貢献度も高くなるのだろう。
でも「人の目を気にする」って言うのは「社会に媚びる」ということになりはしないのか。"B"の生き方もそれはそれで大事な事だけれど・・・。
ファッション誌の編集というのは、時には自我を殺す事が必要だし人の目を気にしなければその役をつとめる事はできない。

"A"の生き方をほめる事もできないけれど、少なくとも"B"より人間的だ。もちろんそのライフスタイルが一部の人にとって不快だったり社会的に不適合だという目で見られることもあるだろうが・・・。
この二人に自由に文章を書かせるとおそらく"A"の方が面白いものを書くんじゃないのかと思う。個性を主張できるという事はそれを生かす職業もあるはずだ。

この番組の趣旨が解らない。まるで"B"が"A"に教示しているようで・・・それがあたかも正しいことのように。

どちらも間違っていないだろうし、どちらが正しいとも言えない。

考えの違う二人をぶつけて、それを楽しむのって、まるでハブとマングースの決闘のようで、しかも決着がつく前に引き離す。ちょっと悪趣味な番組。
当人たちも視聴する側も消化不良。

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コメント

 日本にありがちな農村的横並び思想、と簡単に言ってしまうことはできますが。ワタシはニホンジンがダイスキなオウベイに、滞在者としてではなく、生活者として住んでいる日本人の書いたものを読んで比較しています。
 例えばフランス人はこのごろ「ご近所付き合い」と始めたといいますが、それは手放しに日本的近所付き合いを称揚しているのではありません。個としての生き方がしっかりした社会であり、それでも「家庭は社会からのシェルター」と言い切るフランス生活において、個を認めた上で周りともゆったりつきあったらどうか、というものです。
 どんな事実でも読み解く側のフィルターによって解釈は容易に方向をかえてしまうもの。なんとなく促されるまま、そうだそうだ、と認めてしまいがちではないのか。NHKの放送だけに、こういう一般にはわかりづらい対象に一般的社会常識と比較するという番組には、あえて「ほんとうにそうだろうか?」と見る側個人個人がもう一度自分で良く考えながらみる必要があると思うのです。

投稿: 猫友 | 2009/01/25 11:24

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