« 虫に刺される。 | トップページ | ダニ(ツツガムシ)に刺されたら。 »

2009/07/07

果汁100%って。

濃縮還元果汁100%なんて表示を見る度にウソっぽいと思っていた。
東海林さだお「誰だってズルしたい!/文春文庫」では「濃縮果汁還元というのもズルではないのか」と書かれている。

搾りたての果汁をそのまま輸送したり保存(貯蔵)するのはかさむので圧縮し、使う時に解凍すればいいだろうという、まるでファイルを圧縮するような発想。

どだいこの発想がいけない。たとえば2倍の濃さに濃縮したとする。これを200%だと言えるのか? 200%じゃないよねぇ。メーカーの意図する濃縮という概念からすればこれは50%にしたんじゃないのかと僕は思う。だって圧縮して半分に減らしたんでしょ。200%じゃ二倍になったという事だから意味が通らない。などとおバカな事を真剣に考えてしまった。(量と濃度は別次元)

「果汁100%」というのは文字通り「果汁が100%」でなければいけないはず。だけど、もともとの果汁(搾りたての純粋なもの)から水分を抜き、貯蔵なり輸送なりを経て消費者の手に渡る前に先に抜いた水分と同量の水で薄める。そしてこれで「果汁100%」なわけがないだろ! よ〜く考えてみよう。先に抜いた「水分」は果汁なわけで、あとで薄めたのは「水」なのである。そんなこというと先に抜いた「水分」は果汁の中の「水」だけを抜いたと言うんだろうけれど・・・。
「果汁」って液体だろ。液体から水分を抜いたら液体じゃなくなる。書いていて分らなくなってきた。
たとえば果汁から全ての水分を飛ばし、飛ばしたのと同じ分量の水を加えたら元の果汁に戻るなんて誰も思わないはず。こんなの「ひょっこりひょうたん島」の村長ドンガバチョじゃないか。「海水に砂糖を混ぜると真水になる」という発想とどこか似ている。似ていないか?

「還元」とはもとの状態にもどること。また、もどすこと。と辞書にはある。
この言葉通りにするには「水」を加えるんじゃなくて先に抜いた「水分」を戻してはじめてもとの状態にもどる。それが本当の濃縮還元じゃないのか。ま、商品流通の原理からは全くの無駄にはなってしまうけれど・・・。
「濃縮還元 果汁100%」という言葉はその製造過程から考えればまったくヒドイ表現。
「純粋果汁疑似復元」という表示にすべきだ。

|

« 虫に刺される。 | トップページ | ダニ(ツツガムシ)に刺されたら。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/89977/45568402

この記事へのトラックバック一覧です: 果汁100%って。:

« 虫に刺される。 | トップページ | ダニ(ツツガムシ)に刺されたら。 »