« Audi用エンブレムをR1に。 | トップページ | あけましておめでとうございます。 »

2011/12/28

「わらって食べて・家族の願い」

「今日あのね!」いっぱい話そう‼ わが家自慢のお食事タイム!

これは我が町の「健康づくり標語」の入選作(9歳)である。なんとも感嘆符の多い、そんなに強調したいのかとも思うのだが、今日はそんな話題ではない。

作家、村上春樹が「村上朝日堂 はいほー!」新潮文庫/平成4年発行の中で「親と子が何でも話せる楽しい家庭」という標語(地元小学校の標語コンクール入選作品だという。)について書いている。

僕は「『今日あのね!』いっぱい話そう‼ わが家自慢のお食事タイム!」
という標語を見たときふとムラカミ先生の書いていた「親と子が何でも話せる楽しい家庭」という標語を思い出した。

20年も経てばその表現は現代的にはなっているものの、ムラカミ先生のおっしゃる(そのような標語に)「いったいどのような具体的効果があるのか」については20年経ってもなんの進化もない。

標語による効果を信じているオメデタイやつらがいるから毎年好例のおせっかいが標語が氾濫する。

「健康づくり標語」の入選作には次のようなものもある。

「わらって食べて 心も体も 元気もりもり」

「健康と笑顔は みんなの宝物」

以上小学生

「健康は 食に感謝の 心から」

「健康は しあわせの原点 家族の願い」

以上一般

もう、空しくなってくる。
「はいはい、どうぞ勝手に唱えていてください」

みなさんはこれらの標語から何を得ましたか。
僕は、彼らはいったいなにを伝えたいのか分からなかった。

「平板文学」というジャンルを作ったらいい。
一般的に考えると難しそうだがなんのことはない。標語を作ればいいわけである。

ムラカミ先生は標語は「情報ですらない」とおっしゃる。
そう、味わいも、感動も、情報もない「平板文学」単語をならべるだけである。

|

« Audi用エンブレムをR1に。 | トップページ | あけましておめでとうございます。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/89977/53593707

この記事へのトラックバック一覧です: 「わらって食べて・家族の願い」:

« Audi用エンブレムをR1に。 | トップページ | あけましておめでとうございます。 »