現代文具デザイン考
僕にとってPCは文具に一番近い存在なのかもしれない。万年筆はメモとか簡単な書類や宛名書きくらいにしか使わない。用紙に向かってペンで何かを書こうと思っても何を書けばいいのかわからない。このBlogの記事を書こうと思っても何も書けない。でもキーボードに向かうと、とにかく最初の一文字を打てば後は何とかなる。不思議だ。
で、そのペンとPCの関係だ。写真はPower Book G4とiPod mini。万年筆は上がPARKER下はMONTBLANCである。全て新しいもののように見えるけれど2本の万年筆は30年近く使っているものである。
30年前にはBook PCなんて存在しなかった。
アルミニウム合金製のPower Book G4とiPod mini。ステンレススチール製のPARKERとMONTBLANC。素材は違ってもよく似ている。今appleがペンをデザインしたらこんなふうになるかもしれない。2本のペンは軸の部分はヘアライン仕様だが指先に触れる部分はポリッシュしたものに、つや消しのブラスト仕上げ。指触りが良くPower Book G4のアルミニウム合金と良く似ている。
30年の時を経て両者は出会った。
Power Book G4で作成した書類に万年筆で署名する。この瞬間が好きである。
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