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2005/04/13

文庫本の謎

以前から読みたいと思っていた村上春樹の「海辺のカフカ」がやっと文庫本になったけれど上巻705円。下巻743円もする。でBOOK・OFFに行ったら既にあるではないか。各400円。即購入。ちょっと高いかなとも思ったけれど先月出たばかりだし、とにかく程度が抜群にいい。新品と言っていいくらいだ。100点のサービス券があったので計700円。本を買うと心が豊かになったようでうれしい。
何年か前にFMを聞いていたらDJの中田美香が「ニューヨークへの飛行機の中で読もうと思った村上春樹の新刊、空港の売店に(下巻)しかなかったのよね。下巻から読む人なんていないわよね」と言った言葉が印象的だった。
で、なにが謎なのかと言うと、読まれた形跡がないくらい程度のいい文庫本をジーッと見ていて気づいたことがある。上面(天)が揃っていない。ようするにガタついている。前面(小口)と底面(地)はきれいに断裁されている。他の文庫本を調べると結構そんな状態のものが多い。製本の事はよく解らないのだけれど、おそらく本がけで折ると上面はそのままで使えると判断したのか。もちろん底面や前面は切り離す必要から断裁する。でもザラザラの上面に埃がたまると取れにくいんだよな。

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