自動車デザイン考…3(インプレッサ)
Newインプレッサ誕生のDMが来た。顔つきが変わり精悍になった。BMW5シリーズみたいだなと思ったけれどあれほど切れ長ではない。
スバルの水平対向エンジン搭載車のデザインの致命的な欠陥(もちろん僕が勝手にそう思っているだけ)を書く。それは前輪から前の部分(横から見て前輪からフロントナンバープレートまでの長さ)が長い。言い換えればアゴが長い。これは水平対向エンジンが横方向に大きい為前輪の車軸より前に出てしまう為と思われる。前述のBMWなどと写真で比べれば一目瞭然である。エンジンを前方に搭載してもノーズを長くは出来ない。で、どうするか。フロントホイールハウスとフロントドアの距離を精一杯切り詰めるのである。これがデザイン上の軽快さとスポーティーさを欠く原因となっていると僕は思う。でもこの事について誰も書かない。デザイナーが一番触れてほしくない点なのかも知れない。この件に関しては以前からずっと気になっていた事であり本当はデザイナーの声がほしい。しかし、WRXに関してはFオーバーフェンダーの造形が欠点を利用して逆に迫力のあるものになっている。ただこれだけノーズ(アゴ)が重いデザインなのでメルセデスの190エボリューションのようなリアスポイラーはもっと大きくてもいい。そしてリアウインドーのシェードはもっと低くしてグラスエリアの半分くらい覆うようなのがかっこいいしバランスがとれる。
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