納屋は本当に焼けたのか・・・。
「物置や倉庫が全焼」という記事を見て以前読んだ村上春樹著「納屋を焼く」という短編小説を思い出した。時々納屋を焼くというガールフレンドの恋人。僕の近くの納屋を近々焼くと言う。でもそのような事件はおこらなかった。しかし彼は「きれいに焼いた、約束したとおりに」と言った。「あまりに近すぎて、それで見落とす」とも言った。この納屋というのは一体なんなんだ?そしていなくなったガールフレンド。なんなんだこの小説は、わけが解らない。彼、納屋、そしてガールフレンドこれら全てあるいは一部を他のものに置き換えて理解すればいいのだろうか? パントマイム?ガールフレンドの彼女はパントマイムを勉強していた。みかんの皮をむくパントマイムを見ながら感心したものだ。「そこに蜜柑がないことを忘ればいい」と彼女は言った。(村上春樹:蛍・納屋を焼く・その他の短編/新潮文庫)
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