だからなんだ! 群ようこ。
毎日話題になるような事がそんなにあるわけではない。だからといって天気と家計簿のような事を書いても絶対に面白くない。そんなわけで文筆業の方も苦労されているのかと思いきやかなりいい加減な事を書いている方もいる。
先日BOOK・OFFで群ようこ著「ヒヨコの猫またぎ」なる文庫本を買ってきて読んだ。年寄りが若作りしたような文だと思いプロフィールを見ると昭和29年生まれとある。これには驚いた。失礼だがもうひと回りお年を召していらっしゃるのかと思った。
どこまでが事実なのか解らないけれど、間違いやそんな事あるわけないと思える事があまりにも自然に書かれている。文庫本化するに当たり、加筆、修正をした記述がないので計画的なものか。諧謔的な部分をちりばめ、金銭的ピンチなど全くの嘘で「私はお金持ち!これだけ納税しています」というスゴーイ嫌味な文。
でもこれらの事を意識せず(たぶん多くの読者はそうであろう)普通に読まれる方はそれで面白いかも知れない。でも僕のように一度なにかに引っ掛かると「なんなんだこのおばさんは。人を気分悪くさせといてこんな本で金を取るのか」と思わせ最後まで面白くもないエッセーにつきあわせるのだから、やはり才能があるのだろう。でも群さんの本はもう買わない。
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