リンゴとMacと真空管アンプ。
リンゴが店頭に多く並ぶようになった。
最近「旭」と言う品種を見かけなくなった。昔は安物リンゴとして多くあったみたいだ。
カナダ原産で日本に入ってからも品種改良されていない古い品種らしい。
日本名「旭」本国名[McIntosh]マッキントッシュ。
アップルコンピュータのMacintoshとは綴りが違う。
何故違うのかは解らないけれど、商標の関係か?高級オーディオアンプなんかを作っているメーカに[McIntosh]というのがあるが意味するところは同じである。
作家、村上春樹氏は著書「村上ラヂオ」の中で「日本では紅玉をよく食べるし、ボストンにいるときにはマッキントッシュばかり食べていた」と書いている。
氏のリンゴの好みが分かる部分である。味と香りがクッキリしていてどちらかと言えば野趣好み。最近の品種は香りが薄く、ぼんやりした輪郭のハッキリしないリンゴが多い。僕も紅玉は好きだけれど最近店頭では少なくなった。
秋の夜長「旭」マッキントッシュを齧りながら、Macで小説を読む。BGMはもちろん[McIntosh]真空管アンプを核とする柔らかでふくよかな音。
夢物語だな。PCとリンゴはなんとかなる。問題は[McIntosh]真空管アンプだ。
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