サンカク
僕の部屋の電話器である。昭和60年のものなので古いがカタチがいい。
当然何の機能もないし受話器は持ちにくい。
NTT販売製品でネームは「サンカク」という。裏に形式とネームシールが貼ってあるので間違いない。なんとも見たままのネーミングだ。(デザインはマリオ・ベリーニ「インダストリアルデザイン界の鬼才などといわれている」)
この写真はYAMAHAのコンポーネントファニチャーである。(昭和52年のカタログより)デザインしたのは先の電話器と同じマリオ・ベリーニ。写真の中央右のカセットデッキは同氏が1975年度のミラノトップフォルム賞を受賞したものである。
このカセットデッキのカタチは先の電話器「サンカク」に似ている。デザイナーが同じなので当然だけれど・・・。
細部の造りが安っぽくてスライドREC-LEVELはガリが出やすかった。
余談だけれど、YAMAHAは楽器作りの木工技術を家具やオーディオにフィードバックしょうとしたようだ。でも残念ながら木目の質はヒドいものだった。ピアノやギターなどに比べスピーカーシステムのNS-1000MやアンプのCA-2000といった高価な製品でさえまるで駅弁の空箱に着色したようなヒドいものだった。
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