「 明日への扉」は盗作なのか?
最近アクセス解析の検索フレーズに「明日への扉 盗作」というのを時々見かける。もちろんそのフレーズをこのブログが含んでいるからヒットするわけなんだけれど、気になるので調べてみた。
「明日への扉」が似ているのは「つじあやの/風になる」らしい。これはジブリの「猫の恩返し」の主題歌なのでよく知られている。そういえばこれを口ずさんでいていつのまにか「明日への扉」になっていたこともある。(笑)その逆もある。単に僕が音痴だからだと思っていた。
あるサイトでは「猫の恩返し」は2002年夏公開で「明日への扉」は2003年リリースなのでI WiSH(明日への扉)がパクったとも書かれていますがこれは誤りですね。「明日への扉」の原曲である「旅立ちの日に」が納められた1st.「この場所から…」は2002年7月リリースですからほぼ同時期だったわけです。
似ているとか盗作だとかは僕にはちょっと理解出来ませんね。
たとえば、ある人物モデルを二人の人が描く。仕上がったどちらの作品もモデルに似ることがあります。だからといってどちらかがどちらかを盗作したことにはなりません。モデルと言う共通のモノを感じて表現しただけですから。あまりいい例ではないかもしれませんが、そんな風に考えると「明日への扉」も「風になる」もよく似た感覚のモノがあったのかもしれません。特に絵よりも制約のある曲はその類似性が強調されるようです。だからこの2つの楽曲に似たような感覚を覚えたとしてもそれは単なる偶然であり錯覚です。
「明日への扉」と「旅立ちの日に…」は共に川嶋の曲ですが僕はこれですら全くの別物だと思っています。
追加記入/2014.6.24
つじあやの「風になる」・I WiSH「明日への扉」共にカノンコードが使われている。
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コメント
こんにちは、プルさん。
私も、つじあやのさんの「風になる」を聞いたときは、「明日への扉」とよく似ているな、と思いました。
でも、今回のプルさんの記事を読んで、きっと盗作ではないんだな、と思いました。
投稿: あやめ | 2006/01/26 19:07
最近は他でも盗作だとか似ているだとかあまりにも簡単に軽く言っていますね。
でもそう言う言葉を黙って看過することができなかったわけです。
何かに似ているんじゃないのか、などと意識しすぎて、それが枷となり楽曲が萎縮して皆に親しまれるいい曲が出てこなくなる方が残念な結果を生む事になると思います。
あやめさんコメントありがとうございました。
投稿: プル | 2006/01/27 00:07