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2006/03/26

気持ちよく仕事する為のおせっかいなアドバイス。

団塊時代の大量退職による会社の危機が騒がれています。
これは人材もですが資金繰りの危機が深刻だそうです。
低い年利で積立てが追いつかなくて予定していた金額に到達しない分は企業が支払う事になるのです。
今の僕には直接関係ない事なんですが…。

さて、この春就職される方は企業の研修はもちろんですが、同時に労働基準法(以下労基法と記す)もサッと目を通しておいた方が良いようです。なぜ僕がこんなおせっかいを書くのか。それは退職にあたりトラブルが発生し、民事調停、訴訟を経て解決まで約三年の歳月を費やす事になりました。この内容を書き出すと膨大な量になるので、今は書きません。

会社(事業所)には「就業規定」というものがあります。ただし従業員10人以上の場合であり、以下の場合は作成義務はありませんが作成されている場合もあります。しかし労働基準監督署(以下労基署と記す)に届け出てないと後々トラブルになります。確認する事が必要です。

会社に入るということは雇用契約(労働契約)を締結するということになります。労働力を提供してその対価として賃金を受け取ります。そして労基法や就業規定は労働者がその権利を守られ安心して働ける為のものだから、知っておく必要があります。

ある掲示板なんかに会社での愚痴などが書かれているのを見て、あまりにも労働者が労基法を知らず、損をしている(不幸)な状況を目にします。
よくあるのが職場の「習慣」。でもそれが労基法に違反している場合は「慣行」としては認められません。例えば「残業(時間外労働)しても賃金は払わないのが当社の習慣だ」なんていうのは認められません。だからといって労基法に違反しているからすぐ訴えるというのも軽率かもしれません。話し合い、分からない事、不審な点は聞く事。社内で聞きにくい事柄も労基署で聞くと詳しくアドバイスしてくれます。分かりやすいパンフレットも揃っています。

なんだか労働者寄りに書いているように思われるかも知れませんが、労基法や就業規則は効率的な会社運営には必要なものなのです。

もし間違っている箇所があればご指摘下さい。

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