ヒマワリ題材の絵画展。
「ひまわり」を描いている人がいる。といってもこの方の作品で「ひまわり」以外を見た事が無い。50代の女性である。
(作者は「ヒマワリ」と表現しているけれど「ひまわり」の表記は僕の好みです)
以前から作品展は何度か拝見している。「ひまわり」といっても原色で黄色いイメージの「ひまわり」ではない。
花びらは既に枯れ花首は項垂れ死を迎えた「ひまわり」の姿である。
作者はこの姿から生命の何かを訴えているのだろう。
画材はガッシュで下地を作り黒のパステルで描かれている。
以前はモノトーンのモノばかりだったが、最近は色が入ってきた。
二点程感じのいいものがあった。作者の意図とは違うかもしれないけれど、和服の柄にすると面白いように感じた。著作権の関係で写真が使えないのが残念だ。
作品名は全て「LIVE」の後に番号が入っている。
なるほど「ひまわり」の生きる様を通して何かを感じ取るという手法か。
そういえば以前「生命のあるもの」とかいう題名のものもあった。
作者にお会いしたので「題名の『LIVE』ライブって」と言ったところで訂正された。「ライブ」ではなく「リブ」です。えっ? ポカ〜ン〜〜。
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コメント
そこで「ポカ~ン」としてちゃダメですよっ!
(あ、お久しぶりです・・・笑)
ライブだと生放送になっちゃいますよ。元気よさげな様子よりもむしろ、息絶え絶えでもまだ生命の色をわずかに残してるって様子を描きたかったのでしょうかね?作者の方は。
誰かは忘れてしまったんですが、りんごの腐りゆく様子を作品に表した人がいたような気がします。
わたしは、花を生けると枯れて散ってしまうまで飾っておくんですが、最後の最後になっても、完全に生命が途切れた瞬間に達するまではなかなか捨てられないんです・・・。
投稿: yaco | 2006/05/04 23:44
あ、そのリンゴの腐り行く様子の作品何処かで見たことがあります。
腐敗する瑞々しさなどというと変な表現ですが、こういう作品て妙な生々しさがあるものですが、先のひまわりは乾いた感じ、ドライフラワーのような感じを受けました。だから「生きたもの」とか「生命」とか「生きている」という感じが希薄で「臭気」が感じられないのです。
植物だからいいのですが・・・
投稿: プル | 2006/05/05 22:56