とんぼのめがね。
NHKの「みんなの童謡」で「とんぼのめがね」を聞いて不思議に思った。
ねぜ「めがね」なのか?
歌詞では「青いろめがね」「赤いろめがね」というふうに情景(景色)の色を反映した表現だけれどなぜ「めがね」でなければならないのか。とんぼの眼は大きくてガラス玉のように見えたから作詞者の 額賀誠志氏はそう表現したのかもしれないけれど…。
トンボの目は複眼(小さな多くの目の集合体)です。四方八方をキョロキョロして見回しています。よくあれだけの小さな多くの目をコントロールしているものです。(一万個以上あるのです)見たものがよくゴチャゴチャにならないものです。
そんなとんでもない性能の目をスカウター(古い)のようなものとして捉えた可能性もあります。
もう一つはどこを見ているのか分らない表情の無さ。がとんぼの目にはあります。左を見ているようでじつは右を見ている時もあるのです。そんな分らない目の動きを「めがね(色眼鏡)」をかけているようだと感じたのならばかなり捻くれています。
以前、とんぼが「めがね」をかけているイラストをどこかで見た事があるけれど、この感覚の方が正常というかぼくの感覚に近い。要するにとんぼの目は目であり「めがね」ではないのです。作詞者はとんぼを自然に捉えているのかそれとも自然を装った差別的な目で捉えているのかよく分らない歌です。
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