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2006/12/11

コピーとか物まねなんて言いません。

少し前の話だけれど、北京国際モーターショーでトヨタ「ヴィッツ」によく似た中国メーカーの新車が展示されていたと報道されていた。
たしかにフロントグリルのあたりなどヴィッツを真似たとしか言いようが無い。
現行のヴィッツはとてもいい形だと思う。でもそれはランボルギーニ・ディアブロに似ているから。「どこが似とるんじゃ〜!!!」とおっしゃる方もいるだろう。
フロントドア、特にAピラーの下のライン(サイドミラー付近)。傾斜が急なウインドスクリーンの為どうしてもグラスエリアが狭くなるので、サイドミラー付近をぐっと下げる手法。こんな事すでに16年もまえにディアブロで行っていた。
ヴィッツだけではない。メルセデスのAクラスやBクラスでもフロントのサイドウインドウの形はディアブロウインドウだ。
ま、ここを下げる事でウェッジシェイプが強調されシャープなラインを表現できる。最近この手のデザインが多くなってきた。
フロントウインドウのラインよりさらにサイドウインドウを下げる手法としては、いい方法だ
今年になり、このディアブロ式を使わずにサイドウインドウを下げた車が発売された。それはダイハツ「ソニカ」う〜ん?何か変…。フィアット・プントのようなシャープなラインがほしかった。

いいデザインや手法はどんどん取り入れるべきだし、各々にあった形に昇華されるべきだ。その点メルセデスやトヨタはデザインに進化の跡が見れる。それにひきかえ先のヴィッツに似た中国車は「デザインの消化不良」である。

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