おせっかい広告…1
「牛乳は古いものから買いましょう」などという広告を見た事がある。「賞味期限の近いものから買わないと古いものが残り、期限切れによる廃棄商品が増えるから」と言う内容だったと記憶している。言っている事はよく分かるが、お金を払って購入するのだから新鮮なものがいい。たとえ期限内で品質には全く問題がないとしてもだ。これを古いものから購入するのは自分の意志に対する背徳行為だ。それを行えと言うのは、人の心理を逆なでする行為だ。
これは広告と言う手段で消費者にアピールする事ではない。
賞味期限の違うものを混在販売する側の責任だ。同じ賞味期限のものを売ればいいわけで、ケースを商品でいつも満たしておくと言う考え自体に問題がある。
もちろん全ての商品を完全に売り切るのは現実的ではないかもしれないが、販売側の工夫で解消すべき事を消費者におんぶしてもらうのは問題だ。
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