哀れなモニュメント(蹴飛ばされた握手)
これは2005年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」の瀬戸会場に展示されていたもの。
現在は福井県敦賀市の「金ヶ崎緑地」に設置されています。
御影石の説明には次のように書かれています。
地球と握手(大地の呼吸)だれもいない「金ヶ崎緑地」の北方で小雨に濡れていました。
この作品は、愛・地球博(愛知万博)2005の瀬戸会場に出品されたものです。作品は、敦賀をはじめとして、函館から、沖縄まで「ワークショップキャラバン」(実習制作の旅)を行い、約12,500人の方に土を握っていただきました。握られたオブジェ(地球と握手)には参加された方自身が刻んだ名前が入っています。その中にはマラソンランナー、歌手、料理家、プロ野球選手のオブジェもあります。
アーティスト松宮喜代勝は、赤い大地のエネルギーを表現。全国各地の方々の握りオブジェには、人のエネルギー(呼吸)がこめられています。このコラボレーション(共作)作品は、自然との共生をテーマにした(地球と握手)そのものなのです。

「自然との共生をテーマにした(地球と握手)」とあるのでイタズラされたりして朽ちて行くのも「自然との共生」とするならばそれもいいでしょう。でもそれは本来の正常な姿ではないのかもしれません。
*敦賀市は数千万円でこのモニュメントを購入。一時は税金の無駄遣いと騒がれた事もある。だれもが鑑賞できるように開放してある意味は解る。そして人は善人だと、いやモラルがあると信じきっているようだ。
蹴飛ばされて壊れていますよ!
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