« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007/09/30

寒い! 明日から10月。

一気に気温下がりすぎ!涼しいというより寒い!!!

3日前には9月も終わりかけているのに「ヒグラシ」が鳴いていた。ヒグラシなんて夏の初めに鳴くもの。暑さが続いていたのでうっかり来年用のが出て来たのか。

冷たい雨が降っている。あ、そーいえば車のワイパーまだ一度も替えていなかった。
夏の暑さでラバーがかなり痛んでいるはず。壊れるときは一気に裂ける。
僕のR1sのフロントガラスは撥水加工してあるので、あまりワイパーは作動させないけれど、今日のような雨に日にトンネルに入ると一気に曇る。冷たくなったガラスがトンネル内の暖かさで外側が結露するからか?

撥水加工してあるガラス専用のワイパーゴム左右合わせて1,500円。ノーマルだと千円くらいか? もしもの時用に買った。

さて明日から10月。郵政公社が民営化される。
集配局の減少、地域サービス水準の低下が言われているが、既にその兆候は春先から出ている。これらが改善される可能性はとても低い。
国鉄や専売公社の時とは違い、もっと生活に密着した郵便局だったから、今後の不安、不満は多くなるだろう。明日からATMまともに作動するのか?預金残高ゼロになっていたりして。
とにかく小泉の置き土産が孵化する。それが爆弾なのか、素敵なプレゼントとなるのかわからないけれど・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/09/28

アキコさんからの手紙。

見出しだけ見ると時代遅れの小説のタイトルみたいだけれど、このブログをよく見てくださっている方には「もしかしたら・・・・さん?」と気がつくかもしれませんね。

手紙といってもメール(E-mail)なんですが、仕事でPC使っていて着信があれば、それがたまたま「息抜きでもしたいなー」なんて思っている時だと「返信でも・・・」と思うかもしれません。
もちろん内容にもよるんでしょうが、作家さんが一読者に返信などくれる事はほとんどないと思っていたし、でも、もしかしたらと思い、ほんの数%の確率にかけてみました。
あ、肝心のお名前を書くのを忘れていました。
絲山さんです。イトヤマアキコサン。
あまり先にお名前を書くとココフラッシュからとんでくる方の期待を裏切る事になるのでやめたのです。

以前「海の仙人」の「主人公・河野勝男の自宅位置の考察」などという見出しだけは高尚な?記事を書きました。
この時は自分なりにここだと思っていたわけですが、もし絲山さんならどのあたりを考えていらっしゃったのか、やっぱり気になりました。
そこで、「もし、どこかの場所を設定されていたら教えていただきたい」と無謀にもメールを送ったのです。

「この忙しい時にメールなんか送ってくるんじゃない(怒)!」
などという事もなく、とても丁寧なお手紙をいただきました。
ただ、そのメールをそのままペーストすることはご本人の許可を得ていないので、ご了承ください。

先の「自宅位置の考察」の文章を要約して送信したわけです。もちろんこのブログの事は絲山さんは知りません。(たぶん)

僕の問いに対し「すごく興味深かったです。」と書かれています。だから返答をいただけたのかもしれませんが・・・

敦賀には二度取材に行ったそうです。無職時代には車中泊で行き小説の発表前にはレンタカーで走ったそうです。(うーん。アルファロメオじゃなかったのか、残念)

そして肝心の自宅位置です。
やはり敦賀インター付近を想定していたという事ですが、「特に、ここ!」というものはなかったそうです。
僕の設定した場所は敦賀インターから近い場所(西に数百メートル)ですのでかなりいいせんだったと思います。
後になってから言うのは卑怯なんですが、じつは真っ先に思いついたのが敦賀インターだったのです。でも行ってみると「う、海がみえない!」右から山が張り出しています。だから左(西)方だと思っていたわけです。
僕からのメールには野菜を作っていた「余座」の事は書かなかったのですが、絲山さんは「余座の農園に通う事もそのあたりを考えてのこと」と書かれています。
やっぱりね。思った通りでした。

他の小説についても少し触れていらっしゃいます。ある作品では存在しない道を一本だけ加え他は全てあるものを書いたそうです。
じつは僕はその小説はまだ読んでいません。絲山さんすみません。でも今、机の上にあります。「映画化決定」の帯がかかっています。

敦賀はなかなか難しかったとも書かれています。

絲山さん。お忙しいのに僕の暇な考えにつきあっていただきとても感謝しています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/09/26

気持ちが悪くなる。

NHKでは10月1日から緊急地震速報を配信するという広告を流している。
時間帯によっては諄いくらい流している。
そしてこの警報音(チャイム)。

気がつく為のものとはいえ、もの凄く感に障る。
もちろんそれが目的なんだろうけれど・・・。
ノーミソ掻きむしられるようで気分が悪くなる。
これ繰り返し聞くと、音感が悪くなるので止めましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/09/23

めでたい。

久しぶりにNHK朝ドラ「どんどはれ」について書く。
放送も残すところ一週間。例によりNHKはあらすじを書きすぎているので、想像はつくとはいえ、やりすぎの感あり。
最後はやはり「どんどはれ(めでたしめでたし)」?

ヒロイン役の比嘉愛未のラストメッセージがUPされている。突然の「メッセージおねがいします」に答えたような、コトバをさがしながら、考えながら話すたどたどしさが、やけにリアルだけれどこれが演出ならスゴイ。先週20日の「スタジオパークからこんにちは」ではすらすら話せていたのだけれど、単独メッセージの収録ではなかなかコトバが出なかったのか。

旅館「加賀美屋」の玄関に掲げられている「来者如帰(来る者帰るがごとし)」お客様が我が家に帰ってこられたようにくつろいでいただけますようにという意味だそうですが、他にこのコトバを掲げている旅館はまるで「加賀美屋」のマネをしたみたいに今後、思われてしまいます。
「『加賀美屋』のマネじゃん。」と言って仲居さんの表情を観察しましょう。
「おもてなし」と言うコトバが多く出てきましたが、我が家に帰って来たようにおもてなしをする? ふ〜ん〜なんだか変。変に気をつかわれているようでかえって肩がこる。
「旅に出て我が家に帰ってこられてようにくつろぐ」旅に出る必要ないじゃん。自宅でくつろげば。「来者如帰」って、来たものが帰って行ってしまう(あまりのひどさに)ってことにしましょ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/20

読んでくれなくてもいいよ!

暑くて日中の剪定作業はとてもじゃないができない。よって夕方5時頃から始める。
夕方は蚊が多い。しかも6時になると薄暗くなってくる。
朝やればいいのだけれど、寝付くのが午前3時頃だから早起きなど無理・・・
毎日少しずつ松の剪定(古葉落し)を始めた。
生け垣なんかボサボサの状態。例年だと「よーし、やるぞー!」って感じで一気にやるのだけれど、今年は「う〜しんどい・・・」
キンモクセイなんかが香り出すと焦ったりするんだけれど・・・なぜキンモクセイで焦るのか? どうもこの頃になると、秋の美術展の作品をあせって仕上げていた時期が長かったからかもしれない。キンモクセイの香り=忙しいのパターンがすり込まれてしまった。

さて、先日ある広報にコラムを書いたら校正する一人に「文字が小さい」と指摘された。
もちろん僕の書いた部分だけが小さいのだけれど、言いたい事があるのだからしかたがない。レイアウトをしているのは僕だし、こんな指摘は心外で、「ある部分を削除してでも文字を大きくしたらどうか」と書いてある。また「老年層は眼が悪い人が多いので配慮しろ」とも書いてある。「ある部分」とは「喫煙マナー」について書いた部分だ。この方はこの部分が不要と言いたいのだろう。僕が編集担当だからもちろんこのような指摘は無視する。たった1700字余り。6~7ポイント(9~10Q)の文字サイズ。特に小さくはない。読めなければ(もし読む気があるのなら)ルーペを使えばいい。眼の悪い人への配慮などと言うが、そんなこといちいち聞いていたら世の中、膨大な量の紙がいる。または全ての文章は要約だらけになるかのどちらかである。
読みにくければ努力をすればいいわけだ。それがいやならべつに読んでくれなくてもいい。「眼がいい人はそんなこと言う」と言われそうだけれど、僕だってそんなに眼がいい方ではない。手に持った茶碗の中のご飯がぼやけている。
言いたいのは文字がそこに存在しているのなら読む事は可能だという事だ。ただ僕のような色弱の者にとっては、そこに文字が存在していても判読ができない状態が存在するという事。色刷りの場合、明度が同じだととても読みにくく、そんな文章は放棄する事もあるという事。読む努力などしない。色盲の方はもっと深刻だ。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007/09/19

今日の行動。

お昼前に印刷所に広報誌の出張校正に行って外に出ると暑〜い!
こりゃ9月だからといって油断していると熱中症になってしまう。
でも畦道をよくみると彼岸花の蕾が伸びてきた。
「暑さ寒さも彼岸まで」というけれど、週末には少しはこの暑さが和らいでほしいものだ。
苔むした木陰にはセミが開けた無数の穴だけが夏が終わった事を教えているけれど、この暑さ、秋だなんて納得がいかん!
あ〜親知らずが疼く。

納得がいかん!と言えば、国会。
いくら安倍総理が辞任表明したからといって、臨時国会、会期中じゃないの?
てきとーにみんなさぼっているんじゃないのか?
なにもしなくても毎日税金が使われているんだよ。
テレビでは日に3億円かかると言っていた。
3億円が毎日何もしないのに消えて行く。これこそ無駄使い。
俺に3億円くれ〜!

ところで安倍さんゲリ止まったの? つらいね。苦しいよね。心中お察しします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/17

九月だというのに・・・。

暑い! 日中の気温が33℃もあった。なんだか一ヵ月前に戻ったような感じである。
ツクツクボーシが時おり鳴いているだけで、セミの季節は終わった。でもこれだけ暑いと来年用のセミが出てきそうな気がしてしまう。
イノシシも暑いのか、夜間に暴れまくっている。石積みを崩されたのでこの暑いのにセメントで補強するはめになった。もう汗だく。
そろそろ松の選定も始めなければならないし、ツゲだって秋の新芽が伸びて剪定を行わなければならない。

夕方になり雨が降った。モワ〜ッと地熱が立ち上り蒸し暑い。雑草が一気に伸びそうだ。
コスモスがチラホラ咲き出した。暑さは真夏並みだけれど、これから彼岸花も咲きキンモクセイが香る季節が来る。
畑には取り忘れたピーマンが真っ赤になっているし、オクラはキューリのような大きさになってしまった。この2つは猿は苦手のようで食べない。
猿の手から逃れて生ったナスは種が多くなった。秋ナスは不味い。
栗やシイは猿が既に食い荒らしている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/15

今日の水晶浜。

敦賀半島の先にある丹生まで用事があったので途中の水晶浜に立ち寄ってみました。
夏が終わり普段の静けさに戻っていた海岸。
あちこちで水遊びをしている人もいたけれど、釣りをしている人も目立ちました。ここは遠浅だから相当遠くまで投げないと釣れません。遠投が得意な僕としては「あーあーへたくそ!」「フォームが悪い!」などと勝手な事を言いながら見ていました。といいながらもう10年以上釣りに行っていません。リールもガイドもさびが浮いています。

Img_0660この写真の位置は「絲山秋子著/海の仙人」の6ページにある場所だと思います。引用します。

黄色っぽい岩場の向こうに建つ美浜原電の眠そうな姿を見ていたが、やがて蹴伸びの強さを意識しながら平泳ぎで浜に戻った。
今日は南風が強く雲も秋を感じさせるものです。岩場で遊んでいる人も見えます。
この白い砂を河野勝男は自宅のリビングに敷き詰めていたわけです。

ゆっくり流れる雲を見ていると時間の流れもゆったりしてくるようです。
そして潮風のせいか空気がトロッとしていて「おおっ、空気が濃いぜ!」そんな感じの土曜のお昼でした。

話題を変える。
WebブラウザにSafariとFireFoxを使っているのだけれど、今使っているFireFoxは現時点で最新の2.0.0.6
いままで面倒だからアップデートが自動更新になっていた。というか解除の方法が分からなかった。サポートページを見てもどこに書いてあるのか分からなかったけれど、やっと解除方法が分かりました。
FireFox→環境設定→詳細→更新「FireFoxの更新が見つかったとき『自動的に更新をダウンロードしてインストールする』のチェックを外し『どうするか確認する』」にチェックを入れかえればいいわけです。なぜいままでこれが見つけられなかったんだろう?何度か見たはずなんだけどな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

のーみそ、だいじょーぶ?

以前にも書いた「ライオンの氷殺ジェット(殺虫剤)」の事故について今日の中日新聞に次のように書かれていた。

七月から八月にかけて広島県と大分県でそれぞれ一人、計二人が重傷を負った事が新たに分かった。(中略)風呂場で氷殺ジェットを噴射した後、風呂釜に点火したところ引火して爆発。大分でも同様の爆発事故が起き利用者が下半身をやけどした。
というもの。余談だが最初の下線部は「負っていた事が」後の下線部は「使用者」にした方が分りやすい。

産業省は「商品名が利用者に誤解を与えた」と言っているけれど、「氷」の文字で火がつかないと思うバカがいるのか?
「−40℃の強力冷却」の文字で「火を消すような印象」を持った人がいるのか? ま、事実いるから事故が起き商品回収ということになったのだろうが、普通の(常識的な考えの人)からみれば、特殊な誤解をして事故を起こした人の為に、便利な商品が市場から消えることになったのは非常に迷惑で残念。
回収されたのは9月10日時点で16%ということだから、まだこの種のおろかな事故の発生する可能性はある。

とにかくこの事故は使用者の取り扱いの誤りよるものである。
「包丁で手を切った」といって、危険だから全ての包丁を回収するなんてことはない。「車で事故を起こしたので」といって全ての車が回収される事はない。便利な道具でも使い方を誤れば危険なものになるということだ。

現代に生きるものとして、最低限の知識というよりこのくらいの常識(スプレーは可燃性・火気厳禁)くらい身につけていてほしいものだ。
べつにライオンの肩を持っているわけではないのだけれど・・・
「可燃性・氷殺ジェット」ってすればよかったのか? バカバカしい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/14

ホントの話か?

ある行事の世話係役がまわってきた。年末に行われる旅行の幹事のようなもの。
ちょっと早めだけれどバス会社に行って予定を入れてきた。
受け付けの女性と話していて声で気がついた。「あれっ?もしかしてガイドしていたエンドーさん?」まさしくエンドーさんだった。もう十数年前に定期的な旅行でなんどかお世話になった。当時、バスガイドさんの中でも年長だったので当然、今はおばさんである。しっかりおばさんである。
いまは内勤で後進の指導でもしているのだろうか。

バスガイドといえば以前、結婚式場の巫女さんが元バスガイドだったことがあったな。
やけに声がでかくてさ、ハッキリしていてさ、やっぱこういうとこではトーンを落して、ちょっと蚊トンボ的な声(ってどんな声じゃ!)の方がいいんだけどね。
いまは結婚されているけれど、時々聞くよ選挙などのウグイス嬢の声で。

あ、そーいえば女子大生で添乗員のバイトやっていた娘もいたっけ。「あー吐きそう」が口癖。
「ゆーべ遅かったんだよ、車庫まで行って帰ったのが今朝。そんで、一杯飲んだら今日、巫女のバイトじゃん。完全に忘れていてさ慌てたよ。え、うっそー!親族紹介あんの?やってらんないよ。もー吐きそう」
といいながらコップの水を飲んでいる。
「ところで、その指どーしたの?」
「あ、これ? これバスのドアに当たって折れたんだ。根性のない指でさー、あはは!」
と包帯グルグル巻の手で敬礼をする。
なぁ〜んだ痛み止めのために酒飲んでいたのか。って冗談じゃねーよ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/13

なんだか力が抜けた。

安倍総理、体調も悪かったみたいだけれど、もう発作のような突然の辞任表明。
弱々しくちょっと惨めな会見だった。精神的には限界だったんでしょう。
対する民主党の小沢代表。総理からの党首会談の申し入れはなかったとはいうものの、なんだか歯切れの悪い返答。「安倍総理の心境、思考方法がわかりません」とちょっとトボケたようにも聞こえるコトバ。表情が分らない人ですが、心の中では笑っていたのかもしれません。民主党の代議士会では敵(自民党)を打ち破ろうという高揚感で笑顔まで出ていたとか。
なんだか、みっともないよ。
与党も野党もかっこわるい。見ていて力が抜けた。
大丈夫かよ日本。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/09/11

間違った「安全」の解釈。

コンビニの駐車場で横に黒のワゴンRが止まった。
運転していた女性が降りた後、車内には小さな子供が5人乗っている。
エンジンはかけたまま。5歳くらいの女の子がハンドルをグリグリ回している。
この母親の頭には「キケン」とか「心配」と言う感覚は存在しないのでしょう。

先日、浦底までの道のりで僕の前を走っているアリオン。かなりスローペースで走っている。コーナーが連続しているので運転技術が追いつかないのだろう。途中で路肩に寄せてくれたので追い抜きざまにみるとお年寄り。でもこんな所で止まってくれるとキケンで迷惑。
直線になると猛烈に加速して、コーナーになるとふらつきながらクリアするマークX。お尻には「高齢者マーク」こういう方に運転はしてほしくないですね。「高齢者マーク」を「敬老マーク」と勘違いしているのでしょう。一度ハンドルを握れば若者も高齢者ありません。軽自動車でも800kgを超え普通車なら何トンもの鉄のかたまりを走らせているわけです。年をとったから、身体能力が落ちたから、眼が悪くなったから、などという言い訳は通用しないのです。重い鉄のかたまりの膨大なエネルギーをコントロールする能力が運転と言う作業なのです。「私は高齢者です。運転能力が衰えています。みなさんいたわって下さい」などと甘えた気で乗っているとしたら、これは交通犯罪予備軍の放置です。

夜間の運転。これはもう事故に遭いに行くようなものです。考えたくもない事ですが飲酒運転をされている方の確率が昼間より高いと思います。
飲んで運転する人は確実に存在するのです。社会がどのように変化してもです。そんなことはだれでも分かる事です。

夜間、飲酒運転の車に追突され乗っていた子供が死亡。などというのは悲惨です。夜間に子供を車に乗せなければならない理由が急病ならしかたありません。でも遊び(レジャー)などの帰りなどというのは親の責任もあるのではないでしょうか。危険な時間帯に走るリスクもあるわけです。防衛運転というのは運転中だけの事ではないのです。
危険な所(苦手な道)や危険な時間帯は走らない。これは飲酒運転をしないというのと同じくらい自己判断能力が問われる場面です。自分をコントロールできない人はここで失敗するわけです。
だれでも事故に遭う(おこす)可能性はあります。でもその可能性を自ら高くする必要などどこにもないのです。

「気をつけて運転しましょう」という心がけだけでは事故など減る事は絶対ないのです。事故ゼロなどという事も絶対ないのです。
基礎運動で運転ができると思っているバカと罰則だけを重くすれば事故が減ると思っている人々。おめでたい。

制限速度などくそくらえ!!! っていったい今日は何を書きたかったのだろう。

なんか以前にもよく似た事書いたな・・・?

酔って書いているわけではありません。う〜気持ち悪うーなってきた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/09

浦底(敦賀半島)までドライブ。

浦底までの道のりは敦賀半島の中間あたりから山間部も走り、コーナーと起伏があり、なかなか楽しいコースです。一人なので思いっきり飛ばせるし・・・同乗者いたら吐きます。ただ休日という事もあり路肩に停車しているアホどもの車両には呆れますが。

水島の近くまでドライブしました。先週も行ったのですが、ただ行っただけだったので今度は敦賀原子力館にたちよりました。日曜のお昼過ぎ。館内には僕一人。よくある原子力発電の説明施設。特に目新しいものはありません。
立石岬まで行こうかと思ったのですが、浦底半島の付け根を過ぎると、外海になるので急に波が高くなります。海水をかぶった後の洗車が面倒なのでUターン。

池を見つけたので散策する事にしました。
Img_0646この池は浦底半島の付け根にあり「猪ヶ池(いのがいけ)」というのだそうです。
遊歩道が整備されていますが最近人が来た形跡がありません。野鳥観察場があるのですが、苔むして枯葉などが積もり、普通の観光の方が少人数で訪れるのはキケンかもしれません。「子グマ出没、注意」の看板がありましたが、それより恐いのは人間です。
雑木林に囲まれた、周囲一キロほどの池ですが、なぜ小さな半島に、こんな池があるのか不思議です。淡水という事ですが水源はどうなっているのでしょう。もう一つ気になったのはあまりいい気が感じられないという事です。少しいただけで気分がめいってきます。そちらの方に感覚の鋭い方は近寄らないほうがいいようです。

Img_0644
写真は浦底の近くから撮影した水島です。海に囲まれているのに松の木が茂っています。松は海水には強いのですが、マングローブじゃあるまいし、海水だけで生きているとは思えないのですが、不思議です。

絲山秋子著「海の仙人」では敦賀半島の東側に位置する漁港「浦底」へ行く表現に「彼は県道から鋭角に入る狭い下り坂を漁港に向けて一気に下り・・・」と表現しています。
僕は「浦底入り口」の看板を見過ごして通り過ぎてしまいました。
実際、絲山さんの書かれている通りで、桟橋のあたりまでとても「狭い」です。平地が少ないのです。小説から受けるイメージも決して広さを感じはしませんが、現地で僕の受けた感じは半分の広さでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/08

今日の出来事。

どこかで聞いた事のあるタイトルになった。

夕方、伸び放題になっている自宅周りの草取り。バリバリむしり取った。草の中に板切れがあり、ヒョイと持ち上げるとな、なんとマムシが、ヒェーッ!!!危なかった。ほんの数センチの距離。むこうもビックリしただろうけれど、とにかくセーフ。噛まれていたら今頃、病院か、へたすれば死んでいたかも。めでたい。

草取りで蚊に集中攻撃をあび、カユミを抑えるために風呂に入り(逆にカユミが増す人もいるようだけれど、僕は風呂が一番のカユミ止め)さあ夕飯?あれっ?炊飯器のタイマー忘れたっけ?全ての表示が消えている。断線?いやいやそんなことはない。じっくり調べてみるとどうやら作動して数分したところで壊れたらしい。お米にはほんの少し熱が加わった状態。沸騰するまでに息絶えたか。さーて困った。
この後どのようにこの炊きかけのお米を処理するかだ。
鍋にあけて炊く事にした。芯が入るかなと思っていたけれど、「うまい!」いつもの炊飯器で炊くよりうまい。今日はまぐれでうまい飯が炊けたけれど、今後どうするかだ。当分鍋で炊飯することになるのか。

そんなご飯を炊きながらテレビを見ていると街中にイノシシが逃走したというニュース。
岡山だったっけ?ま、どこでもいいけれど平和なニュースだ。多くの警官が出て捕獲作戦。白バイまでがかけつけていた。もうドタバタ喜劇の世界だな。
僕の住む地域で「イノシシが家の前にいるのですが」と通報しても「あっそう」で終わりそうな気がする。このあたりじゃイノシシなんか「庭にカラスがいるのですが」と言っているのと同じようなもの。玄関の防犯ライトがよく作動している。
ライトが点いた時に「コラッ!」と言って手を叩くと「ブヒブヒッ」といって逃げていく。時々逃げずじっと見られる事もあるけれど・・・。
「コラッ!」と言って手を叩くとそこにクマがいた。なんてのはシャレになりませんが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/06

絲山秋子著「海の仙人」について。

サブタイトルとして「主人公・河野勝男の自宅(場所)の考察」とする。
絲山さんは、あえて河野の自宅の場所は書いてはいない。特に場所を設定する必要などないのだろうけれど、僕は河野勝男の自宅の位置を探してみることにした。
海辺の街、敦賀。この小さな街のどこかにあるはず。小説中からヒントになる部分を繋ぎ合わせれば特に面倒な作業ではない。

河野勝男の自宅の位置を探す旅に出る。
(カギ括弧内は引用文で最後の数字は新潮文庫、第一刷のページを示す。)
水晶浜からの帰りのルートを示す部分として「車は国道27号の長いトンネルを抜けて住宅の建ち並ぶ敦賀市内に入った。8」とある。あえて敦賀半島を横断する道を選ばないという事は敦賀半島の東側に近い場所ではないということ。「長いトンネル」とは旗護山トンネルの事だろう。

「浦底は、敦賀半島の東側に位置する漁港で、河野の家からは車で30分ほどだった。20」観光パンフレットには敦賀ICから水島(浦底)まで車で30分とある。実際に走ってみると気比の松原から15分位だから、気比の松原(気比の浜)までは河野勝男の自宅から車で15分かかるということになる。

自宅からの眺めの表現に「窓の外の遠い海を見ながらビールを飲んだ。11」「家に帰ると、砂浜の部屋の窓からは遠くイカ釣り船の灯が見えた。19」海までの距離がなんとなく表現されている。

「意外なことに一番近い気比の浜の音が気に入った。144」自宅から一番近い海岸は気比の浜という事が分る。

ここまでくればもう簡単。僕は旅護山トンネルを抜けて敦賀市内に入ると一番最初の交差点(SUBARUの大きな看板がある)を右折。南(山の方)に車を進めた。海が見える地点を目指した。黒河川に沿って上流を目指すと、後ろに敦賀湾が見えて来た。気比の松林も見える。付近にいる人を捜してここから漁り火が見えるか聞いてみた。返事は「見えない」とのこと。
「えっ?なんで?」手元の敦賀全域図を見るとここからなら敦賀湾の外まで見えるはずなんだけど、変だな。と思いながら場所を移動。敦賀国際ゴルフ倶楽部で聞くと、やはり漁り火は見えないとのこと。海が見えるのに何で?双眼鏡で確認すると前方にぼんやり水島が見える。(この日はあまり視界が良くなかった)そして、その先になにか半島のようなものが確認できる。
ここでハッとした。もしかしたら敦賀市内から海は見えるけれど外洋は見えないのか?イカ釣りの船は数キロから数十キロの沖合(敦賀湾の外)にいるはず。
福井県全図で確認すると敦賀湾の前方には越前岬が西側に張り出していて沖合には越前市の山が立ちはだかっている。
隣町の美浜からは漁り火がよく見えるのに敦賀市内からは見えない理由はこれか?
あー絶望的。いくら敦賀の細かな地名を出してあると言ってもやっぱり小説だ。河野勝男の家の場所は物理的に存在しないのか。

越前岬より先にある日本海が見える地点がないのか探してみた。敦賀半島と越前岬をクリアできる地点。しかも先に書いた条件を満たす場所。
Img_0643地図上に線を引いて出した地点が写真の場所。本当はもう少し右がいいのだけれど山がありこれ以上は無理。
写真では見にくいと思いますが、前方には水島が見え(左からせりだしている半島と中央やや右よりの鉄塔の間に見えます)その先は日本海のようです。ここだと野菜を作っていた「余座」にも近いし・・・この位置から北に数十メートルの範囲が河野勝男の家の場所と勝手に決めてしまいましょう。
で、この場所はどこなんだという声が聞こえてきそうですがヒミツ・・・ ってバレバレなんだけど。

そんなわけで自宅の位置を考えながらこの小説を拾い読みしていると、いくつか、いや、ものすごーくたくさんの不思議な部分に気がつく。書き出すと長くなるけれど少しだけ書いてみる。(引用文その他の表記は先と同じ)
河野勝男は気比の浜でチェロを弾いている時に雷に打たれ失明する。「彼がチェロを手から離して逃げようとしたところに落雷があった・・・156」「『次に雷が落ちるとき、貴様はチェロから手を離さないだろう』ファンタジーは言った。158」
小説の一番最後に「西の方に雷雲を含んだその空は盲目の河野が肉眼で最後に見た光景と同じものだった。163」そして八年ぶりに河野に会いに来た片桐の目の前で再び、いや3度目の落雷にあうのか?
この小説で重要な役割をしているのが役に立たない神様(ファンタジー)いったい何者なのか読むたびに分からなくなる。
小説のボディー。それはオカヤドカリが背負っている貝殻のようなもの。如何様にも交換できる。それと平行して「ファンタジー」のいる裏側(対になっている)の世界。
表の流れは片桐や中村は絲山をモデルにしているようにも感じられるが裏の流れはファンタジーが絲山のように感じられる。
絶滅種や孤独なものと語り合う、ちょっとアブナイ不吉さを漂わせた神様。そんな神様が祭りを行った。死期が近い「かりん」の枕元で「祭りは続く」を歌った。謎の多いエディット・ピアフのナンバーだ。
ファンタジーは「俺様には現実と非現実の区別がない。135」と言っている。
気になるのは「そうか、作り話だとしたら、俺様はその物語に中に棲んでいたことになるな。135」なんと志賀直哉の『城の先にて』の中にも出ていたという。河野はインチキな話だというが、もしかしたらファンタジーは小説の中に棲む神様かもしれない。夜には小説のタマゴになって眠る。
「ファンタジーは言った。『おっと、来客だぞ。俺はこれで失礼する。元気で』162」「何言うてんのや、もう僕はいつでもあんたと話ができるんやで162」
ファンタジーは去っていった。もうこれから先は小説の世界ではない。
久しぶりに会った河野と片桐の運命はだれも分からないし、それを変えることもできない。

ここまでこじつけの解釈をするのってやっぱり変わってるわ。うん。変。
変と言えば今日これを書こうとしたMac(PowerBook G4)が起動途中で止まった。こんな事今までになかった。起動ディスクを検証するも異常は見つからない。神のイタズラか。

追加記入(2007/9/29)
河野勝男の自宅位置についての新しい記事はこちらです。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2007/09/03

ふざけんな!!

「NHKクローズアップ現代」を見ていたら「なぜキレる?大人たち」「『キレる大人』出現の謎」というタイトル。
「おっ、僕の特集だ!」グワッハッハ!!!。
「オラオラ、近づくんじゃねーぞ!バカもんが、ぶっとばしてやる」

世の中、不届きものが多く、逆鱗に触れることがあまりに増えてきたためでしょ?「おれがジャッジだ!」気分を煽る空気が蔓延しています。

「怒りのコントロールが出来るのが大人だ」とゲストの大学教授の言葉。「なんだと!じゃあキレる大人はいったいなんだってんだ!!」とキレてしまった。いかんいかんセロトニンが不足してきた。
「どうしてキレてしまうのか相手のことを分ってあげるのも大切」と落語家の春風亭小朝さん。「うんうん、そーだ。あんたいいこと言う」

鬱病との関連性もあるらしい。外に向けば攻撃的になり、内に向けば自殺となる。と番組では述べていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/02

「かりん」といた敦賀。

Img_0622金ヶ崎緑地には、敦賀港に突き出た、船の舳先を模した木製のデッキがある。

休憩所の管理をしている山藤(仮名)は先ほどから舳先で、一人で海を見ている若い女性が気になってしかたがなかった。

春まだ遠い、雪まじりの冷たい雨の降る夕方のことである。

山藤は「もしや・・・自殺・・・」悪いことだけが頭に浮かぶ。

思いきって声をかけてみた。

「こんにちは。観光ですか?」
「ええ。敦賀の海を見に来たのです」

山藤は「ここは寒いから」と休憩所に案内した。

こういう文章苦手。文体を変える。
彼女は東京から一人で新幹線と北陸線を乗り継いで敦賀にやってきたのだという。
絲山秋子の「海の仙人」を読んだらどうしても敦賀に行きたくなったらしい。

一昨日、金ヶ崎緑地へ「地球と握手」のモニュメント撮影に行った際、管理のおじさんがこの女性の話をされた。おじさんはこの女性を見かけたときから、もしかしたら自殺するんじゃないかと思って、とても心配していたということだ。

先の文章は適当に僕が脚色したものだし、細部、いや多くの部分で違っているかもしれない。「オイオイ、フィクションかよ!」などと言われると困るのだけれど、事実です。たぶん。

絲山秋子は僕がよく読んでいたNAVI(二玄社)にも執筆されていたこともある。何度か芥川賞を逃し「次は絲山さんの番ですよ」となぐさめのコトバを思いだす。
だからといって僕が絲山さんの小説をまともに読んでいたわけじゃない。

今回「海の仙人」を読んだ。(新潮文庫版で159ページ。)
小説の舞台になっているのは敦賀市。
物語は主人公の河野勝男が国定公園若狭湾・水晶浜の砂を持ち帰ろうと(要するにかっぱらうこと)している部分から始まる。ま、そのことは重要なことではい。長くなるのであらすじは省く。(興味のある方は読んでいただきたい)
職場の同期だった「片桐」という女性と敦賀で出会った恋人「かりん」。この世のものではない居候「ファンタジー」の織り成す物語。
後半の「かりん」の死ではグッとくるものがあるが、河野の子供の頃の体験がトラウマになりセックスレスになると言う設定は、やや取って付けたような不自然さがある。河野の心の動きも、男の僕から見れば不可解な部分があり距離を感じてしまう。

絲山さんは車好きなので、敦賀周辺を走り回り取材されたのだろう。なかなか詳しい。ただ一カ所理解できない部分がある。
16ページの「二人が気比神宮を背にして信号を待っていたとき・・・」これは車で信号待ちのシーンだが、気比神宮を背にして信号を待つのは物理的に不可能。小説だからべつにいいんだけれど、現地で同じシーンを描く場合違和感がある。もちろん話の都合上「敦賀駅のそばの病院」などは実在しないが構わない。

初冬の気比の浜に行けば、波の音に混ざり勝男のチェロの音が聞こえてきそうだ。
海を見れば元気になるかどうかは解らないけれど、ふと海が見たくなる時がある。そんな時、敦賀の海を見に来て下さい。
「海の仙人」を持って・・・。

追記/解説を文芸評論家のFさんがお書きになられている。一カ所間違いがある。
「敦賀の水晶浜で泳いでる河野勝男のところに・・・」の部分。水晶浜は美浜です。
小説では「敦賀半島の西側に500メートルにわたって広がる」となっています。地図を見ればわかりますが、敦賀半島は東側が敦賀市、西側が美浜町となっています。小説のどこにも「敦賀の水晶浜」という表現はありません。
絲山さんはこの水晶浜から見える景色を文中では「黄色っぽい岩場の向こうに立つ美浜原電の・・・」と表現しています。
文芸評論家たるものしっかり読んでいただきたいものです。
「敦賀半島にある水晶浜」とすべきですね。

余談ですが冒頭の管理人のおじさんは、さっそく市立図書館で「海の仙人」を読もうと思ったのですが、見あたらないので司書に聞くと知らなかったそうです。ちょっと呆れてしまいます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »