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2007/10/06

NHK「ちりとてちん」梅丈岳の不思議。

NHKさんは、今月から始まった連続テレビ小説「ちりとてちん」のことがとても気になるらしく、検索ワード(ちりとてちん感想)で局内からアクセスがある。ま、当然の事ですが。
じゃあ、ってわけで今日の放送の感想を書く。

ヒロインの和田喜代美は祖父・正太郎の死を悲しんでいた。そんなある夜、母・糸子と二人で願い事が叶うという三方の梅丈岳の「かわらけ投げ」に行く。
そして白みはじめた早朝の梅丈岳山頂公園でかわらけ投げをするシーンがある。
やがて朝日が昇り始める。
ここで矛盾。朝日が海面に反射していたようにも見えますが、日本海側の朝日は山からのぼります。朝日が海面または湖面から昇って来たような無茶な設定です。

番組では山頂までまるで歩いて行ったような感じを受けますが、小浜の(人魚の像)の海岸から梅丈岳まで地図上の直線距離でも16km位あります。ま、タクシーを使ったと仮定します。でもここに来るにはレインボーラインを利用しなければ行けません。10月から4月は朝8時から営業。5・6・9月は朝7時から、7月20~8月は朝6時からです。だから夜明け前に「かわらけ投げ」は不可能なんです。観光で訪れる方はご注意ください。ただ当時(ドラマ設定1982年)の状況は不明です。

あまりに観光スポットを意識しすぎでちょっと嫌みです。いってみれば福井県の観光に迎合しすぎといえます。

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コメント

朝日が昇るのが山だ海だとほぼ言えるのは東北沿岸だけ。そもそもあの展望台の周囲は海と湖だらけのようだし、ネット上にあるその写真の影の映り方や構造物とテレビのシーンを照らし合わせても特におかしいようにも思えないが。

投稿: 通りすがり | 2007/10/07 08:44

この場所では、海から朝日が昇るというのはありえません。
「東北沿岸だけ」と限定するのもムリがあるように思えるのですが・・・
映像は一度しかそれも一瞬でしたのでハッキリした記憶はありませんが、湖面だとしたら太陽と水面の距離の問題で、山頂から見たとすればたとえ湖の上から朝日が昇る場所であってもかなりの距離があるはずです。その巾が狭いというのはやはりおかしいいでしょう。ただ広角で撮るとそうみえなくもないかもしれませんが・・・。

投稿: プル | 2007/10/07 20:54

 初めまして。トラックバックありがとうございました。
 梅丈岳のかわらけ投げシーンはツッコミどころですよね。特に実際に行ったことのある人間にとっては、突っ込まずにはおれません。
 私もあのシーン見た最初の感想が、「えっ?レインボーラインってこんなに朝早くからやってんの?」でしたから。
 ともあれ、ドラマ自体は良作なので、これからも見続けようと思っています。

投稿: かとう | 2007/10/14 16:37

かとうさんはじめまして。
TBありがとうございます。そして突然のTB失礼しました。こちらのTBボックスにURLが残ったままでしたので、もしかしたら何度か送ってしまったかもしれません。申し訳ありませんでした。

梅丈岳のシーン。ドラマの構成上しかたないことではあるとは思うのですが・・・。

投稿: プル | 2007/10/14 18:12

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