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2007/10/02

NHK「ちりとてちん」のコトバ。

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が始まった。
ヒロイン和田喜代美(9歳)は父・正典、母・糸子、弟・正平と鯖江から若狭の小浜に里帰りをした。10年ぶりの里帰りという設定。

福井県は嶺北(れいほく)と嶺南(れいなん)に分かれている。敦賀から南(西)は嶺南で小浜もこの嶺南地方になる。
嶺北と嶺南ではことばが大きく違う。アクセント、広く言えばイントネーションや俚言の違いのことである。

僕がなぜコトバについて書き出したか、それはドラマの中で家族みんなが小浜コトバのように思えるからだ。変でしょ?父・正典は小浜出身だからよしとしても子供たちが小浜コトバ(小浜弁)というのは変。
東京から大阪にはじめて里帰りした子供たちが、いきなり関西弁を使うのと同じような違和感だ。
父・正典は嶺北の鯖江市の眼鏡工場を辞めて小浜に帰ったという事だから、子供たちは多少は父の小浜コトバに慣れていたとはいえ、嶺北訛がでないのはとても不自然だ。

このことについて地元NHK福井放送局に感想を聞いてみた。
すごいね、放送している側に感想を聞くのだから逆だよね。
で、電話に出られた方に直接「あなたはこれをどう思いますか?」と質問してみた。「あくまで個人的な感想ですが」と前置きされて「違和感がありますね」という事だった。
やっぱりそう感じられているということがわかった。

これは通常では分かりにくい事だけれど、福井県嶺北にお住まいの方なら「あれっ?」と思われる方が多いのでは・・・。

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コメント

NHK的な配慮なのかもしれないけど、ヒロイン一家の嶺北→嶺南の転居っていう設定が、方言的にはかなり難しい設定ですよね?

「ちりとてちん」のサイトを見たら、出演者のほとんどが、「福井ことば」が難しいと言ってて笑えました。
(その場合の「福井ことば」が、どこの、どういう言葉なのか、ちょっと疑問ですが…。)

テレ朝系の京都を舞台にしたドラマ(検事・刑事・新聞記者もの、全部そう)が、京都弁を使うことなんかきれいさっぱり放棄してるのを考えると、子役~ベテランの俳優さんたちに、世にも難しい「福井ことば」を課したNHK、恐るべしです。

投稿: まちこ | 2007/10/03 21:12

なにをもってして「福井のことば」というのか。「ちりとてちん」では小浜のコトバが「福井ことば」なんでしょう。
これで全国的に「ちりとてちん」で使われたのが福井のことばとして知られるわけです。
スタジオパーク?では福井のことばは言葉尻のウェ〜ブが難しいなどと言っていたようです。

ムリに不自然な地域のコトバを使う必要などないとも思うのですが・・・。

投稿: プル | 2007/10/03 22:51

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