若狭・・・?
霙が降る寒い一日。久しぶりに8時間寝たら頭が痛い。
夕方ズキズキする頭で新聞を見た。地域版のところにNHKテレビ小説「ちりとてちん」小浜(おばま)ロケの記事。
小浜でのロケは5ヵ月ぶりとのこと。ほとんどがスタジオで仕上げられているのがわかる。
ヒロイン和田喜代美(貫地谷しほり)は落語家に弟子入りし、高座名を「徒然亭若狭」と名乗るらしい。
ありゃ?っと思うよね。徒然亭草若、徒然亭草原、徒然亭草々、徒然亭小草若、徒然亭四草と「草」がついていたのに「若狭」とは。師匠から「若」の文字をもらったとしてもちょっとね・・・。
徒然草(吉田兼好)からとったとすればやはり「草」は外せないと思ったんだけれど。
草若を逆にして若草でもよかったのに。福井の若狭地方をアピールする必要があったのか? 「徒然亭若狭」なんだかゴロが悪い。どうしても若狭って地名として捉えてしまうので重い。ま、他所の方はそんな風には思わないのかもしれないけれど・・・
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コメント
このドラマのテーマの一つである,「ふるさと」が込められているのですよ。ただの「地名」ではなく,喜代美にとってのふるさと。「ふるさと」があるからこそ喜代美は頑張れる,ということでしょう。また,それは糸子母さんが大好きな「ふるさと」の歌詞,「誰にもふるさとがある」にもつながるはずです。誰にとっての「ふるさと」でもあるような,泣き笑いに満ちた暖かい世界,それが落語の世界だ,という作者の思いも込められているのではないでしょうか。
私は逆に,「徒然亭若狭」という高座名が可能となるように,脚本家はあらかじめ師匠の高座名を「草若」と設定していたと思いますよ。
投稿: 小言幸兵衛 | 2007/11/24 10:45
小言幸兵衛さんコメントありがとうございます。
なるほど「ふるさと」ですか。
ただ五木ひろしや「ふるさと」の歌詞を露骨に出しすぎたようでかえって「ふるさと」が希薄に感じてしまっていたわけです。
あえて「ふるさと」への思いを逆の位相に繋いだみたいで、稠密によるボヤケと言ったらいいのでしょうか、そんなものを感じたわけです。
おっしゃるように「あらかじめ師匠の高座名を『草若』と設定…」ということは僕も感じていました。でもほんとうであるのなら、そういう部分がわざとらしくてしだらなくも感じてしまうのです。
投稿: プル | 2007/11/24 21:58