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2008/01/09

アンケート。

テレビでアンケート結果を聞いていてちょっと不思議に思った。

ある質問に対しての回答項目が

・大いにそう思う
・どちらかといえば、そう思う
・全くそう思わない
・どちらかといえば、そう思わない
・わからない
というのはよく聞いたり目にする言葉である。
ここで問題なのは「どちらかといえば」が付く項目だ。もともと質問ではどちらなのかを聞いているので「どちらかといえば」の回答項目はいらないはずなのに何故か存在する。
そして僕もこの「どちらかといえば」の項目に○を付けることが多い。
曖昧な判断を好み、控えめな日本人らしい選択項目とも言える。

同じように「大いに」や「全く」もいらない。
「大いにそう思う」や「全くそう思わない」というのは肛門に力を入れ、机をたたき、唾を飛ばし、血管を浮かび上がらせながら興奮して言っているようだし「どちらかといえば」を選ぶのは、そこまでは強く言えないので「ま、どちらかにしなければならないので、『どちらかといえば』」とまるで猫が机の下からそっと手を伸ばし食卓のサンマを狙っているような、そんな一応目的ははっきりしているけれど、目立つと失敗するのであくまでそっと行動するようでもある。

・そう思う ・そう思わない ・わからない
の項目だけでいいのだろうけれど、でもこうすると「どちらかといえば」派は「分からない」派に化けることも考えられる。
「どちらかといえば」の言葉は出題側からも回答側からも「救済項目」として存在するのかもしれない。僕は救済される必要もなければ自分で自分を救う必要もない。一瞬でも迷えば「分からない」にすべきなのか。

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