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2008/01/24

原始共産主義。

世界で最も薄い、ノートブックという触れ込みでデビューしたMacBook Air
光学式ドライブを捨てた生まれながらのワイヤレス。
スタイルもその発想もスマートである。
残念ながら生まれながらのワイヤレスではあるが、燃料補給はそうはいかなかったようで、MagSafe電源アダプタを接続しなければならない。

車内で使うiPodだってエネルギーをワイヤレスで送ることはできないので、長時間使用するのにはカーステレオにワイヤードで繋ぐ必要がある。理由はそれだけではなくてトランスミッターでは音質に問題があるからで、それならエネルギーとデーターを直接ヘッドユニットに流し込んだ方が理にかなっている。
音質、音質と言ってはいるけれど所詮はソフトウェアで圧縮した音である。
だけど、そんな音でもなるべくいい音を求めるのが人情。
便利でいい音。人間は贅沢である。

CDやレコードやテープ、それらを再生するハードウェアを必要としない時代。
だれもがコインをチャリンと投げ、すきな大道芸を見るようなそんなユビキタスな世界。

0と1に変換された写真や音楽や映像って石油からつくり出された肉のようで、そこには動物性タンパク質を一切含まなくても、口に含めば「ああ〜肉だ」って思わされているようで・・・でも、どこでも、だれでもがその恩恵を受ける事が出来るのは、デジタルって原始共産主義だ。

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