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2008/02/07

2月の年賀状。

2月に年賀状(ハガキ)を出すとしたらどのように書けばいいのか。
「2月に年賀状出すヤツなんていないよ」って声が聞こえてきそうだ。
何らかの都合で出せなかった方は立春までなら「寒中見舞い」として出せばいいけれどそれももう過ぎてしまった。

僕がもし会社の人事担当だったら「あなたが2月に年賀状を書くとしたらどのようなものを書きますか」という問題を出してみたいくらいおもしろい課題だ。

2月に出すということは年末またはお正月に出せない(書けない)事情があったわけだ。
病気だったのかもしれない。人里離れた密林又は無人島にいたのかもしれない。何らかの理由で幽閉されていたのかもしれない。

2月になれば、お年玉くじの抽選も終わり、年賀状のことは忘れかける頃だ。
通常ここまでくればよほどの事が無ければ年賀状は出さない。でももし出すとしたらそれそうとうの覚悟・・・大袈裟か・・・。

「出せなかったけれど、まっ、いいか」というのが普通だろう。

4月になってから
「桜がチラホラ咲き始めました。お変わりありませんか。私、昨年末に体調を崩し、…云々…」というサクラメールで代用してしまうという手もあるけれど、2月に出すとなると時期が中途半端でちょっと難しい。

こんな変な話題をなぜ取り上げたのか。
そう、もうおわかりの方がいらっしゃるかもしれませんが、2月に年賀状が届いたのです。差出人は大学の恩師。

頌春
良き新年をお迎えになられたことと思います。
                   私、
*旧臘、事情がありまして、年賀状を書くゆとりを失い、欠礼してしまいました。…云々…。
頌春だとなんとなく今使ってもいいか、と感じる。同じ意味でも「賀春」だと今頃なに言っているんだ、と思う人もいるだろう。「賀状を書くゆとりを」という表現から深刻(体調が)な状態ではないように感じ、おそらく研究に没頭されていたのでしょう。…と思う。
「欠礼」だなんて、「いえいえわざわざお忙しい中ご挨拶下さいましてありがとうございます」

*旧臘(きゅうろう/去年の12月・昨年末)旧臘というのなら、「年明けにはゆとりができたのじゃないのか」ともとられるかもしれないけれど、2月になってしまったということは、つい最近までその状態が継続していたと察する事が出来る。

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コメント

 立春を過ぎての寒い時期は
「余寒(よかん)見舞い」という出し方があるようです。…正月のあいさつの代わりに、とはいかないけれど。

投稿: 猫友 | 2008/02/12 21:27

「余寒」という書き方があったか。立春の後の寒さだから余っていた寒さか。
それにしても寒くなってきた。この冬一番の寒気とか。余っていたという割りにはえらく残っていたようで、昨日の春の予感は夢だったのか。

投稿: プル | 2008/02/12 23:02

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