睡蓮鉢のメダカ。
メダカを飼っています。
古い火鉢に睡蓮を植え、その中にメダカがいます。
直径45センチの火鉢。定員は4匹です。
どう考えてももっと多くのメダカが飼えそうな大きさですが、どういうわけか4匹になってしまいます。
昨年たくさんメダカの子供が生まれすごく賑やかでしたが、今日見たらちゃんと4匹になっていました。
この鉢がメダカを養えるキャパは4匹なのです。
誰がなんと言おうと4匹なのです。
大雨が降れば溢れた水と一緒に鉢の外に流されるかもしれません。
ネコが水を飲みにきてヒョイと食べてしまうかもしれません。メダカにすれば大事件です。でもそんなことが起きても何ら不自然なことではないわけです。
1匹減って3匹になっても、たくさんの子供が生まれそのうち何匹かが淘汰され4匹になってしまいます。
不思議な事に雄と雌がちゃんと鉢に残っているという事です。
ものにはそれを養える限度があるという事です。
限られた容量を超えれば、いつか自然にそれに見合った量に調整されるという事です。
この小さな火鉢を利用した睡蓮鉢が僕たちの住む地球に思えてしまいました。
睡蓮鉢が濁ったり、日照りが続いて水位が下がればそこに生きるメダカの数が減らされる事になります。
大気汚染、地球温暖化。台風や洪水。多発する地震。
何か大きな力がそれに見合った量に調整しようとしているように思えてしまいます。
汚れた睡蓮鉢の水は僕が入れ換える事が出来ます。でも汚れた地球をキレイにするのはそこに住む人間だけなのです。
汚れた睡蓮鉢に住むメダカたちのように、水面でパクパクするよりしかたがないのを、人もマネをするような愚かな事はしたくないですね。
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