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2008/07/31

不祥事の重みとは・・・。

夏。甲子園。8月2日開幕。明日8月1日は開会式リハーサルというこの時期になり、出場が決まっていた群馬県の私立桐生第一高校の野球部員が、強制わいせつ容疑で逮捕された。

こういう事件があると、全国高校野球への出場が問われるわけだけれど、高野連は「直ちに対外試合を差し止める必要はないとみられる」と言っている。
最近発生したようなナイフを使った犯罪であれば、「とんでもない!当然出場停止だ!」となってしまうだろう。もちろん世論を考えてそういう判断がされるであろうと推測するわけだけれど、今回の事件は女性へのわいせつ行為(女子高校生を雑木林に引きずり込んで体を触るなどのわいせつな行為/時事通信社)それをたかが一人の部員がやった「たかが」の行為と受け止めているとしたらちょっと危険。
高校側は「出場させていただきたい」と述べており、辞退の考えは持っていないようだ。

僕は連帯責任という言葉はあまり好きではないけれど、高校という組織の中にある野球部という組織の中の人間の起こした犯罪。
高野連のいう「部活動とは直接関係のない時間帯、場所で行わ場所で行われた」という説明は疑問だらけ。「部活動時間帯に学校の敷地内で発生したわいせつ行為なら問題は大きいが、そうでないのだから対外試合を差し止める必要はないだろう」というのか。

明日の高野連全国理事会での処置はどうなるか分らないけれど、夏の甲子園に出場できても堂々と胸を張って行進できるのだろうか。もちろん他の野球部員には何の罪もないし、出場するからには事件のことなど頭から切り離す必要があるだろう。でもそんなドライな考え方ってはたしてフェアなことなんだろうかとフト思ってしまう。
辛いことかもしれないけれどここでのフェアプレーは出場辞退かもしれない。
そういう選択をしたのならば僕は野球部に拍手を送りたい。

「もしかしたら」という高野連の結果を待っているとしたらそれはちょっとズルイ。

追加記入/2008/08/01
やはり高野連は桐生第一高校の出場認めました。
不祥事を起こしたにも拘らず同校校長の言葉は「出場させていただきたい」だった。
ここで「カチン!」ときたわけで、通常というかまともな考え方としては、同校生徒が逮捕されるという不祥事をおこしたわけだから、甲子園出場をあれこれ考えるより、まずは謝罪であり、そのうえで甲子園出場に関しては日本高野連の判断を仰ぐべきで、生徒が逮捕されたその日に「出場させていただきたい」などと言うのは何を差し置いても甲子園出場優先しているようで、テレビでこの会見を見て、思考力の哀れさを感じてしまった。
だいたい今日の日本高野連の会議で「桐生第一の高橋昇校長に対し、被害者への謝罪と再発防止などの努力を求める要望書を出すことを決めた。」などとそんな当たり前、常識のようなことを決めるなんざもう・・・言葉もない。

今後この手の事件が起こっても、日本高野連はお咎めなしという事例を作ってしまったわけだ。

追加記入/2008/08/03
開会式では同校に対してひときわ拍手が大きいように感じた。
高野連会長もそのように感じたとあとで述べていた。
同校に対して不幸な事件ではあるが、それを乗り越えて頑張ってほしいという気持ちがわからないわけではないけれど、出場する選手には何の罪もないし、この事件によりいらぬプレッシャーをかけてもいけない。
うまく言えないけれど、この事件がなければ同校の名前がこれほど出ることもないだろうし、今後の試合を注目することもなかっただろうということ。
事件により同情とも思える拍手や応援があるのはしかたないことだけれど、そういう応援自体が特殊な意味を持った行為であるのはやはりフェアじゃない。
そんな事を思いながら、同校が試合に出る度に事件を思いだし、それを意識したた応援内容になるのなら(選手にとっても、応援する側にとっても)こんな不幸なことはない。
そしてそんな不幸を何も感じないとするのなら、今回の事件に対する冒涜を(個々が知らないうちに)行っていることになる。

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2008/07/28

突風。

あいかわらず朝から暑い。
天気予報では雨の確率50%などとなっているけれど、本当に降るのか?
などと思っていると空がだんだん暗くなってきた。
こりゃ本当に降るぞ!お昼過ぎに急に北風に変わった。桜の葉がプチプチちぎれて飛んでいる。ヤバイ!300m位の距離を全力で走って玄関に到着すると同時に猛烈な風と横殴りの雨。
「あ〜今日は水晶浜もかなり人が入っているはずだけど大丈夫かなー」と素麺をすすりながら外の様子を見ていた。
荒天は30分くらいで収まり気温が下がったので午後は久しぶりに過ごしやすかった。

夕方「テント飛ばされ10人死傷(敦賀市)」とNHKニュースで報じられた。その事故の起きる30分くらい前の12時20分頃敦賀市にいた時、かなりうすきみの悪い空だった。

テントが飛ばされたのはイベント会場(敦賀市港町・金ケ崎緑地公園)だったので1人が死亡し9人がケガをした。

こういう事故は防げなかったのだろうかと、ふと思った。
大雨洪水警報と竜巻注意情報が出ていて、風向きが変わった時点で普通は何か感じるだろ。僕はその会場から直線距離で8キロほど離れたところにいて「ヤバイ」と感じたから走って避難した。

イベントの主催者側は想定外の出来事とか、遺憾なことなどと述べているけれど、こんな時に遺憾なんて言っちゃイカンよ。
地震などと違って気象情報では突風の吹くことを予測していたし、レーダーの画像だって怪しい雲が近づいているのを示していた。
「たぶん大丈夫」と思っていたのだろうか。空の状態が怪しくなってきたのに避難誘導しなかったのは、なんのための気象情報。なんのための竜巻注意情報。
天候の急変を告げていたのに「想定外の出来事」というのはなんとも・・・。

追加記入/7月29日
竜巻注意情報はこの事故の後に発令されたようです。確認不足でした。お詫びして訂正いたします。
本日、現場はまだ当時のままで、立入り禁止の黄色いテープが張られています。
当時、近くの海水浴場などでは浜茶屋や海の家でも危険を感じたところでは、お客様に避難をお願いしたところもあるようです。
テントの入り口を塞ぐ余裕があったのに、なぜ車の中や近くの休憩所に避難をさせなかったのか。自然災害ではあるけれど、もしかしたら人の命を犠牲にせずに済んだかもしれない。

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2008/07/25

アナログ表示。

昨日から始まったNHK地上アナログ放送の「アナログ」表示。
うちはまだデジタルじゃないので「あなたのテレビはあと三年で使えなくなります」と言われているようであまり気分のいいものではない。
だいたい、なぜ2011年7月24日でアナログ放送を終えなければいけないのか、詳しい説明などなく、「アナログ放送停波」ばかりを一方的に押しつけられても、庶民は経済的負担をせまられることになり、一部の業界だけが膨大な利益を得ることになる。
総務省の説明だって国民の鼻先に食いもんをぶら下げているだけで、いいことだけを述べている。だいいち電波の有効利用などといってはいるけれど、デジタル化により空いた周波数を何に使いたいのだろう?問い合わせの電話はいつも込み合っていて、ナビダイヤル(60秒に約10円)「お待ちいただく間にも料金がかかります」などと言われ、しかも「ただいま電話が大変込み合っています」のアナウンスを最初に流せば、みんなあきらめるだろうと穿った見方をされてもしかたない。

個人の資産であるアナログ関連の設備がゴミ(使えなくなる)となってしまうこと。今まで大枚をはたいて購入したものが政府の施策によりゴミ化されるということ。こういうことって正常なことじゃないと思う。
ものを大事に使うとか、環境に配慮したとかいうのであれば今後2011年に向けて出るであろう膨大な廃棄物(アナログ関連)はどう処理するのだろう。

とにかくアナログ放送画面の右上の「アナログ」表示は昔の「カラー」の表示とは違ってその設備の死刑宣告のようなもの。そして経済的になかなかデジタルに移行できない庶民に対しての差別階級表示に思えてしまう。
そのうちに「アナログ」表示が「カウントダウン」表示に変わるのだろうか。アナログのテレビは死に向って加速していることになる。


追加記入
総務省の説明にある「電波の有効利用」の項目には「電波はもう目いっぱい使われていて周波数に余裕がなくデジタル化すればチャンネルに余裕ができる」とある。
それなのになぜ新たに、いくらデジタル化といえど地上デジタル放送のチャンネルを増設したのか。現状の周波数を地デジに当てはめることも可能だと思うのだけれど、現に使用している周波数だから使えないのか、それとも現状の周波数の一部をデジタル化して使っているのか説明がないから僕のような素人には不思議の世界。
今後といっても三年後だけれど現アナログ放送終了したあとの周波数帯は災害時のためだったり、携帯電話などに使うと言う噂もあるけれど、「アナログ放送停波」と同時に近隣諸国の強力な電波で占領されるかも。
2011年7月24日。停波。 ザーッと言うホワイトノイズを見るはめになるのか・・・。テレビだからサンドノイズっていうんだっけ?ま、どちらにしても侘びしい。

余談だけれど1999年8月16日「敦賀・きらめきみなと博21」のイベント放送局「Fmきらめき」が閉局して停波した時はとても侘しかった。
何本かランダムに録音してあったものがあったので、そのうちの一本のテープを敦賀港駅舎の同博覧会コーナーに差し上げた。(この時の音源が残っていないと後にDJをやっていた人に聞いたので)もし聞きたい方は問い合わせたら・・・?ダメかもしんないけどね。

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2008/07/23

ビール。

暑い!と言ってもしかたないけれど、とにかく暑い。

最近食欲も落ちてきて、体重が春より4kg軽くなった。

ほとんど冷房を入れないから室温35℃の中でのどを通るのは冷たい飲み物ばかり。
ものが食べたくないのだから、節約にはなる。
冷たい飲み物といってもお茶がほとんどで、今年になってからビールは全く飲んでいない。
冷蔵庫の隅には昨年の缶ビールが残っている。もうこれ飲めないだろうなー。
不思議なもので飲まないでおこうと心に決めるといつも目の前にあっても、無視できるもので、これが一旦、一口でも飲んでしまうと、次の日もその次の日もとなり、きりがない。
ま、とにかくここまできたのだから今年は禁ビール。
とはいえ冷たく冷えた白ワインは美味いなー。
あ、禁アルコールとは言っていませんので。

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2008/07/17

村上春樹的頭痛。

「心配事が多くて頭がイタイ」などと、健康とは直接関係のない症状は別にして、頭痛の経験がない人などいるのだろうか。
発熱したり、肩がこっていたり、寝不足の時や二日酔いの時の頭痛もあれば、原因不明の頭痛というのもある。
頭痛持ちからすれば、これがなければどんなに楽だろうと普段から思っている。
でもね、世の中にはいるんですよね「頭痛を知らない人」が。

「肩こり、頭痛、二日酔いの経験は一度もない」とおっしやるのは作家・村上春樹氏。
「『村上朝日堂の逆襲』新潮文庫 平成元年発行」の中の「健康について」のところに書かれている。「経験したことのない肉体的痛み・苦しみというのは正確には想像することができないのだ」とも述べている。こういう表現はよく分かる。銃で撃たれたり、刃物で刺されたりという痛さは、その経験のない僕には分らない。「相当痛いだろうなー」くらいである。世間では無責任にも「想像を絶する・・・」などという表現もあるくらいだから。
痛さに対する同情心が薄いと言えば薄い表現だ。「想像を絶する痛さだったと・・・」と言ったところで、「さぞかし痛かったんでしょうね。でもね、その痛さは私には想像など出来ないから本当のところは、ふ〜ん、痛かったの?そりゃー大変だったね」で終わる。
でもそんな対応ばかりしていたら薄情者と思われ、周りからどんどん人がいなくなる。
もう痛さの想像を限界まで高め、ウソでいいから最大の同情をしなければならないはめになる。とっても疲れる。

というところで、先の村上春樹氏が「頭痛の経験が一度もない」とおっしってはいたけれど、「『村上朝日堂』新潮文庫 昭和62年発行」の「ヤクザについて」は彼が高校時代に乗った夜行列車の中での出来事。

*目の前には、見るからに隅から隅までヤクザというタイプの男性と、見るからに隅から隅までヤクザの情婦というタイプの女性が座っている。
古い列車で窓が開けっ放しになっているのでどうしても蚊が入ってくる。最初は手でぴしゃぴしゃやっていたけれど、らちがあかなくなって、眠っていた情婦を起こして二人でタバコを吸いはじめた。どやら蚊取り線香のかわりらしい。やがて「にいちゃん、お前もどんどん吸え」と言われ、手渡されたロング・ピースを一晩吸い続ける羽目になり、「おかげで頭は痛むし寝不足になるし・・・」
高校生がタバコをなんて事はこの際無視して、とにかくホッとした。「春樹さん。頭痛経験あったじゃない」よかったね。

あげあしとりに思われると心外なんだけれど、こういうちょっとしたことってよくあることで、僕なんかこのブログで気がついたりするとそっと直してしまったり、ここはマズイと思えばそっと削除してしまう。ほんとズルイ。でも物書きの方は印刷物として残ってしまうので気の毒ではある。

村上春樹の作品を読んでいて、頭のどこかに軽い痛みを感じることがある。頭の中の霧がさーっと晴れ、メントールの香りがしてツキッとくる。これが村上春樹的頭痛というやつですね。

*要約

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2008/07/15

サザエのつぼ焼き。

Img_1232サザエをもらったのでつぼ焼きにしました。
倉庫で眠っていた新品の七輪に百円ショップで買った網。
炭はもちろん国内産。魚じゃないんだから炭が国内産であろうがなかろうがあまり変わらないかもしれないけれど、ま、気分の問題です。この炭も偶然倉庫で見つけたものです。
味付けは醤油とお酒のみ。いいニオイなのでネコさんがこれなに?って顔で覗き込んでいました。
秋にはこれでサンマだな。サンマはネコに気をつけていないと、特に「トム(ねこ)」なんか熱くてもサッと爪で引っ掛けて地面に落とし、フーフーしながら食べてしまいそうだ。

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2008/07/11

巷ではiPhone 3G かたやトホホ。

巷ではiPhone 3Gが話題になっているというのに、SoftBankから届いた知らせは「あなたの携帯電話のサービスを終了させていただきます」というもの。
料金滞納があったわけではない。じつは第2世代(2G)携帯電話サービスを2010年3月で終了するというもの。「第3世代(3G)の機種に変更しなさい」ということだ。
「3Gだと屋内では圏外になるので使えない」と言うと、「ホームアンテナを設置すればよい」というのでその詳細を聞けば「キャンペーンが終了しましたので32,000円必要です」ただし無料条件に当てはまれば無料で設置してくれるらしい。
色々サイトを見てみると効果があるような、ないような。
またホームアンテナは電波法の規制対象になっているので、設置に時間がかかるのと、電源を切るだけで電波法違反になる。などと書いているサイトもある。

SoftBankからの知らせには「今後もお客さまへのいっそうのサービス向上に取り組んでまいります」と言う文面が添えられてはいるけれど、それはかたちだけでちっともお客の方を向いてはいない。
*第2世代携帯電話を使っているということは、古い機種を大事に使っている昔からのお客様なんだから、第2世代携帯電話の通信サービスを終了するのであれば機種変更は「無料」にしてもいいのではないのか!
もう一つは第2世代携帯電話と同じ通信エリアを確保してから第3世代(3G)に切り換えるべきであり、それをしないで勝手にサービス終了などと言うのは客の方を向いてはいない。(2010年3月までに通信エリアが改善されるという保証はない)

*飯島直子がキャンペーンをやっていた「デジタルツーカー」時代からかれこれ11年のユーザーなのに、ここにきて裏切られた感じ。
同じように地上デジタル放送なんて言うのも僕のようなビンボー人の方向を向いていない、一部の人の切り捨て!資本主義の権化。デモクラシーバンザイってアホか!

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2008/07/10

SUBARU R1(S)12ヵ月点検とEXIGAを見て思ったこと。

R1の12ヵ月点検のためSUBARUのディーラーでこれを書いている。

先頃発売されたEXIGA(エクシーガ)はAピラーの角度が特徴的で、FORESTERのようでもあり、LEGACYのようでもあり、フロントからの不思議な流れがある。

内装の質感、特に樹脂はこれはないんじゃあないの〜と思うくらいで、この質感でOK!を出したのには・・・やはりコスト?
見た目の文句を言ってもしかたないんだけれど・・・。触ってもカリカリ。

7人乗りの需要はどうなんだろう。(先頃マツダも8人乗りのビアンテを発売した。)
こういった車に大人が7人乗ってどこかへ出かけるシチュエーションはあまり考えたくないけれど、こういうスタイルはもう3年くらい前にすぎてしまったんじゃないのだろうか。
営業さんが言うには「ご夫婦とお子様、それにおじいちゃんおばあちゃんたちと食事に行ったりするとき便利なのでは」いゃあ世間ではそんなことになっていたんですか。外食しない僕には考えもしない展開があるわけです。

ガソリンが値上がりしたせいで、軽自動車の販売はそこそこのようだけれど、普通車の販売は低迷しているようだし、だからといってキャビンが大きく比較的価格の安いミニバンが売りやすいと思ってしまうのはわからないでもないのだけれど本当に今、人々は多人数乗り乗用車を求めているのか結果が出るまで少し時間がかかりそうだ。

先にEXIGAの内装の質感のことを書いたけれど、このクラスの用途を考えると、7人が快適に座ることが第一の目的ならば内装の質感などはあまり関係ないのかもしれない。
でもマーケットの変化がそんなクルマ造りを生んでいるとしたら、クルマ好きが少なくなってきたということだろうか。

さて我がR1(S)は特に不具合もなく無事12ヵ月点検を終え、ついでに車体防錆処理(ラスプロ)を含んだ料金は一万五千円ほど。下回りの防錆処理は購入後に自分でしてはあるけれど、どうしても細かい部分は無理だったので今回重ね塗りになり、いっそう強力な防錆被膜になったわけだ。
担当さんは防錆のことを(ぼうさび)と言っていたけれど分かりやすく言ってくれていたんだと思う。僕には(ぼうせい)と言ってくれてもいいんですよ。

ショールームでお客さんを観察。
「おい、ねーちゃん。たばこねーのかよ」とおじさん。お店を間違えていますこの方。でも受付のi嬢はニコニコしながらどこからか(おそらく整備士から)もらってきたタバコを渡していました。「マルボロですが・・・」「ケッ!洋モクかよ!ブンスターねーのかよチッ!」と心の中で思っていたのかどうかは分りませんが・・・
喫煙コーナーへ誘導されたおじさんは寂しそうにたばこをふかしていました。

『EXIGA』についての後日付記(2008.7.13)
スバルが発行している「カートピア6月号別冊『みんなのエクシーガーブック』には「今回、かなりこだわったのが木目調パネルの色と柄」(p17)ということだ。
実車では木目調(ブラック)のみしか確認してはいないけれど、これははっきりいって木目になど見えない。「なにかサイケな模様だな」とは思ったのだけれど木目調だったとは。30年前のテレビのキャビネットの方がはるかにまともな木目調だった。
これなら単に黒いプラスチックの方がましで、こういう木目調が高級感を出していると本気で思っているのだろうか。
レガシィより車格が下で若い家族をターゲットにした多人数乗用ならば、ここはアルミパネルなんかをパーンと貼った方がはるかにセンスがいいと思う。

レガシィより60mm長く190mm高い7人乗り。普段一人または二人乗車が多い人はご時勢から言って躊躇するだろうし、必要であればレンタカー利用ということになる。
SUBARUのいう走りの資質が問われるミニバンの需要は本当にあるのだろうか。
同居する両親のためであったり、孫と一緒に家族で出かけるためであったりとセールストークを考えてはみたのだけれど、やっぱりちょっと苦しいし、だいいち車を購入する理由をそこに持っていくのって侘しい。ま、それが現実っていう人もいるのだろうけれど。

今回EXIGAについては辛口になってしまったけれど、意識して辛口になってしまったわけではなく、自然現象なので個人の戯言として聞き流してください。
もちろんEXIGAを必要としている人にとってはこれ以上の車はないわけで、友人に無理やり買わせて、仲間内などで海なんかへ行くにはいいんでしょうね。

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2008/07/08

帰国子女的・・・文学。

時々翻訳ソフトを使う。
日本語で書いて英語に直す。その英語にした言葉をもう一度日本語に変換すると、当然といえば当然なんだけれど元の言葉とかなり違った表現になることがある。
もともと正確さを欠いた日本語だから正確さを欠いた英語になる。
正確な日本って・・・そんなことはどーでもいい。
そんな作業を思いだしてしまった文章について今日は書く。

米文学翻訳家でもある作家・村上春樹が翻訳を再翻訳した。などと書くとこんがらがるけれど、帰国子女的吉行淳之介文学という春樹の言葉にちょっとニャッとしてしまった。
講談社文庫『やがて哀しき外国語/村上春樹』・「さらばプリンストン」の中のお話。
村上春樹(以後春樹と記す)がプリンストン大学で現代日本語文学を教えている時の出来事。

一人のアメリカ人学生が吉行淳之介『樹々は緑か』を取り上げ論じた。しかし春樹はその作品をずっと昔読んだきりで、その内容をほとんど何も覚えていなかったので再読することにしたのだけれど大学の図書館の『樹々は緑か』は貸し出し中になっていた。そこで学生から英訳本を借りて読むことになった。
その英訳版はかなりきちんとした丁寧な翻訳だったが「これをもう一度そのまま日本語に直してみたらいったいどうなるんだろう」ということで翻訳を再翻訳した冒頭の部分を披露している。
こういうことができるのも春樹ならではのことで、原文(日本語)と並べられたその帰国子女的吉行淳之介文学を興味を持って読み比べ(見比べ)てしまった。

再翻訳の感想を次のように書いている。「原文では過去形と現在形が混合しているが、英文ではそれができないので、ぜんぶ過去形になっている」また「漢字の醸し出す字ヅラの『気分』が出ていない」とも書かれている。

ほんの数ページのことだけれど、こんなことやる作家はいないよね。(いるかもしれないけれど、敢て文章にする人は知らない)いないから僕は面白かった。

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2008/07/05

どのように使ってもぜんぜん平気。

「何を言われてもぜんぜん平気。」
この「ぜんぜん(全然)」の使い方についての疑問はあちこちで色々言われています。
「否定表現に使われると思っていたのに、最近は肯定表現に使われる事が多くなったように思う」といった具合です。

二十数年前には「全然いい」などというような表現は今ほど使われていなかったように思うのですが、どうでしょうか?

文豪と言われている方達も肯定の表現に使ってきたそうなので、まちがいではないのでしょうが、現代人が会話の中で肯定表現として多く使うのを聞いていると、言語センスがあまりいいとは思えません。「こういう表現も全然OK!」んなわけないだろー!「こういう表現は全然ダメ!」どちらでも使えるんですからスゴイですねー。
言葉の着こなしというのも変な表現だけれど、前後の関係を無視してやたらめったら「ぜんぜん」を連発されると「オイ!大丈夫か」って思ってしまいます。

新潮文庫「村上春樹・安西水丸『ランゲルハンス島の午後』」の中で次のように使われています。

人を待たせるのもぜんぜん平気だった
もう一例は講談社文庫「村上春樹『やがて哀しき外国語』」の中で
日本に比べたら家の値段がぜんぜん安い
と使われています。二例目は比較表現でもあるのですが、こういう使い方も最近はよく見かけます。
現代作家がよく使うようになったからなのか、周りでよく聞くから作家も使うようになったのかは分かりません(本をほとんど読まない僕には分からない)・・・
すみません、いつも村上春樹で。なんだかすごーく偏っているのは意識しています。

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2008/07/04

もう少し住民の方を向いてもいいんじゃないのか。

先日の美浜町におけるJアラートの誤警報については、機器メーカーと消防庁の情報伝達ミスということで消防庁は謝罪した。
美浜町役場では副町長らが会見し、「誤警報発生直後に消防庁に原因を問い合わせたが、北海道洞爺湖サミットの準備で人手を穫られている」と相手にされなかったと怒りをあらわにしたそうだ。
しかし、町がJアラートを導入するからには、システムの使用方法を熟知してから運用するのが当然で、「聞いていなかった(使用方法を)から誤警報を放送してしまった」なんていいわけは住民には通用しない。
「悪いのは消防庁なので僕らは知らんよ!」ってか? ガキか。

血糖値計測用の採血器具の保護キャップ使い回し問題。
県内では114カ所で使い回しが行われた。
「キャップから肝炎などの感染の可能性があるいう厚生労働省の通知文の根拠が不十分だ」という現場の声があるからといって、使い回しをしてもいいというふうにはならないだろう。「危険性が明確であれば規制に従うが根拠があいまい」という。
危険性が明確でないので採血器具の使い回しを行ったというのか。とても危険な考え方だ。
問題発覚後も6施設で採血器具の使い回しが行われていたという。
まったく住民(国民・県民)の安全性を考えている態度とは思えない。

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2008/07/01

ヴワア〜オ〜 !

Img_1196チョコのあくびです。
ブラッシングが大嫌いで、ウグルルッ〜 ブラシを齧り飼い主の手の骨に刺さるんじゃないかというくらいの力で噛みつきます。
掃除機なんかぜんぜんこわくないけれど、掃除機だけじゃ今の毛は吸い取れないんだよ!
そとでバリバリ手で掻きむしって毛を抜いてやりました。その量のすごいこと。

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夏で〜す! (2008水晶浜・海開き)

今年も夏がきました。で、最近多くなっている検索が「水晶浜海開き」
2008年7月1日。つまり今日ですが「水晶浜の海開き」でした。
水のキレイな若狭の海「水晶浜」へいらっしゃい。ミサイル飛んでくるかもしれませんが・・・ハハハ!・・・海岸で作業していたら、あるテレビ局の方がきて、昨日の「ミサイル情報誤警報」について聞かれました。近くにいた方と適当に返答していたわけですが、テレビ局の方が去ってから、「今の会話撮影されていなかっただろうな?」
「えっ?そんなの知らんよ、みてなかったもん」
「ヤッベー!!!」というわけでこの件に関しては昨日の記事をごらんください。

今日の新聞によると、昨日の誤報は全国瞬時警報システム「Jアラート」というもので住民への情報提供手段として、国民保護法に基づき全国の自治体で整備を進めているもの。
放送を聞いたパトカーが緊急走行するなど原発が狙われたのかと思った住民もいたという。

ちょっと気になったのは町内でこの「警報」に気がつかなかったという人もいたこと。
町内58カ所にある防災行政無線スピーカーで一斉に放送されたということだが、もしかしたら一部のスピーカーでは音量不足があったのではないだろうか?午前十一時半と夕方五時のオルゴールはよく聞こえるのに「警報」が聞こえにくかったとしたら・・・。

追記/美浜町役場内から昨日の記事にアクセスがあったみたいだ。リモートホストからしてそうだと思う。たぶん。

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