アナログ表示。
昨日から始まったNHK地上アナログ放送の「アナログ」表示。
うちはまだデジタルじゃないので「あなたのテレビはあと三年で使えなくなります」と言われているようであまり気分のいいものではない。
だいたい、なぜ2011年7月24日でアナログ放送を終えなければいけないのか、詳しい説明などなく、「アナログ放送停波」ばかりを一方的に押しつけられても、庶民は経済的負担をせまられることになり、一部の業界だけが膨大な利益を得ることになる。
総務省の説明だって国民の鼻先に食いもんをぶら下げているだけで、いいことだけを述べている。だいいち電波の有効利用などといってはいるけれど、デジタル化により空いた周波数を何に使いたいのだろう?問い合わせの電話はいつも込み合っていて、ナビダイヤル(60秒に約10円)「お待ちいただく間にも料金がかかります」などと言われ、しかも「ただいま電話が大変込み合っています」のアナウンスを最初に流せば、みんなあきらめるだろうと穿った見方をされてもしかたない。
個人の資産であるアナログ関連の設備がゴミ(使えなくなる)となってしまうこと。今まで大枚をはたいて購入したものが政府の施策によりゴミ化されるということ。こういうことって正常なことじゃないと思う。
ものを大事に使うとか、環境に配慮したとかいうのであれば今後2011年に向けて出るであろう膨大な廃棄物(アナログ関連)はどう処理するのだろう。
とにかくアナログ放送画面の右上の「アナログ」表示は昔の「カラー」の表示とは違ってその設備の死刑宣告のようなもの。そして経済的になかなかデジタルに移行できない庶民に対しての差別階級表示に思えてしまう。
そのうちに「アナログ」表示が「カウントダウン」表示に変わるのだろうか。アナログのテレビは死に向って加速していることになる。
追加記入
総務省の説明にある「電波の有効利用」の項目には「電波はもう目いっぱい使われていて周波数に余裕がなくデジタル化すればチャンネルに余裕ができる」とある。
それなのになぜ新たに、いくらデジタル化といえど地上デジタル放送のチャンネルを増設したのか。現状の周波数を地デジに当てはめることも可能だと思うのだけれど、現に使用している周波数だから使えないのか、それとも現状の周波数の一部をデジタル化して使っているのか説明がないから僕のような素人には不思議の世界。
今後といっても三年後だけれど現アナログ放送終了したあとの周波数帯は災害時のためだったり、携帯電話などに使うと言う噂もあるけれど、「アナログ放送停波」と同時に近隣諸国の強力な電波で占領されるかも。
2011年7月24日。停波。 ザーッと言うホワイトノイズを見るはめになるのか・・・。テレビだからサンドノイズっていうんだっけ?ま、どちらにしても侘びしい。
余談だけれど1999年8月16日「敦賀・きらめきみなと博21」のイベント放送局「Fmきらめき」が閉局して停波した時はとても侘しかった。
何本かランダムに録音してあったものがあったので、そのうちの一本のテープを敦賀港駅舎の同博覧会コーナーに差し上げた。(この時の音源が残っていないと後にDJをやっていた人に聞いたので)もし聞きたい方は問い合わせたら・・・?ダメかもしんないけどね。
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