ヒメは母親のトムといつも一緒だったので、何か不安気で日が暮れたら鳴いている。
お昼にはトムがよく寝ていた和室の座椅子で丸くなっていた。いままでこの椅子に乗ることなどなかったのに・・・トムのニオイ、母親のニオイがするのかな。いつまでも子供のヒメおばさんである。
チョコはあいかわらず、昼間トムのいた箱を見下ろす道具箱の上に鎮座していた。
時おり庭の隅の砂利のニオイを嗅いでいる。トムがよくガシガシ混ぜ返していた所だ。
お墓にモンプチをお供えして、先生からお花も届いたよと報告。チョコが墓標をガシガシ掻いていた。
空の雲を見ていると、トムの鳴き声が聞こえてきそうな、カラッと晴れた秋の始まり。
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