これが節約なんですか?
NHK「ご近所の底力」
「不況に負けるな!家計の節約」と題していくつかの「節約術」を披露していた。
それぞれの妙案(項目)にいつものプル的ケチをつけていく。
●妙案その1「節約上手に生まれ変わる町」と題して東京都練馬区に住む主婦のアイデア。
【裏技1】食材を余らせない料理をつくる
【裏技2】圧力鍋を活用する
【裏技3】カーテンやテーブルクロスで暖かい空気をためる
というもの。こんなこといまさら言われても・・・。ずいぶん前からどこかで言われていた事ばかり。これが妙案(よい思いつき)しかも裏技などといわれてもねー。
●妙案その2「灯油を節約しながら暖かく暮らす秘策」と題して北海道の方の案。
ストーブにやかんを置くと湿度が上がり比較的低い室温でも体感温度は、暖かく感じるというもの。
26℃の室温を24℃にしたがそれでも高いので20℃にしたとか。放送では「室温は20℃と低めです(20%の湿度を50%にすると20℃でも暖かく感じます)」っていっていたけれど、基本的にこれは節約室温などではない。20℃なんて高すぎる。これが節約室温ですか?
現在これを書いている部屋は16℃です。これ以上は暖房フル稼働しても上がらないのですけれどね・・・日本海側はこの季節は湿度が80%位あります。
●妙案その3「車にかかる経費を減らす」
妙案は「カーシェアリング」
「カーシェアリング」とは1台の車を数人の人で共同で利用すること。経費を皆で負担するから個々の負担は軽減すると言うもの。
これは周りの環境がそれに適合している必要がある。たとえば田舎のように各家の距離がある場合は共同利用は無理。所詮は住宅地や集合住宅地のみに限られる。
〜埼玉 志木ニュータウン〜の方の案ですから宜なるかなです。
「プルことば」をよくごらんの方には分かると思いますが今のところこの案は論外。
●妙案その4「暖房費を格安にする町」三重県名張市赤目地区
赤目四十八滝で知られているところの話です。
ここでは間伐材から作られた「木質ペレット」を燃料にしたストーブの話題。
経費は灯油のほぼ半額という。地球温暖化を防ぐクリーンな燃料などと言うけれど、二酸化炭素(CO2)の排出量の比較はなかった。
問題は灰が出ること。ま、田舎なら肥料にでもするのだろうが街中では処理に困るし外出する時にすぐに火を消すのが難しいだろう。しかもストーブの価格は15万円もする。赤目地区のような山間地域ならそういう暖房もありだろうけれど、全ての地域では無理。「木質ペレット」は所詮は赤目地区の地産地消燃料。
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