切り干し大根の煮物。
深夜に手に取った「村上朝日堂/村上春樹」をペラペラ見ていて、無性に「切り干し大根」が食べたくなった。
「聖バレンタイン・デーの切り干し大根」というところを見てしまったからだ。
何度も読んでいる文庫なのになぜ今になって「切り干し大根」なんだとも思った。
そーいえば春樹が書くと、コロッケだとかスパゲッティーだとかハムエッグとサラダとトーストだとかがなんだか無性に食べたくなって、気がつくと食卓に上っていたりする。
さて、そんなわけで切り干し大根の煮物を作った。くわしくレシピが書かれているわけではないけれど、作り方を文中にさらりと流していて、「ほほう〜 切り干し大根は一時間ほど水で戻すのか、とか、ゴマ油で最初に炒めるのか、とか、他には八つに切った厚あげだけでいいのか」など、「切り干し大根の煮物」を作った事のない僕にでもすぐにでも作れそうだった。
早速翌日にスーパーで切り干し大根120円。(春樹は道ばたで農家のおばさんから買った一袋50円のものだった。昭和60年頃のことだからずいぶん安かったようだ。)厚あげ75円。材料はこれだけである。
さっそく春樹流で作る。文中にはなかったけれど厚あげは熱湯で油ぬきをした。
で、お味は「うっ、うまい!!!」
こんなに安い材料でしかもたっぷりの量。三日はこれでもつ。
炊きたての一合の白米と切り干し大根の煮物の夕食。
なんだかしあわせな気分になるなあ〜
切り干し大根の煮物って調べてみるといろんな作り方があるんですね。キレイな写真や、細かいレシビが書かれていたりするけれど、今回の春樹の切り干し大根みたいに僕の興味をそそることがないのは、どうしてでしょうね。ニンジンや干し椎茸を入れたり厚あげじゃなくて油あげを使う方もいらっしゃるようですね。
ところで切り干し大根の健康効果ってすごいみたいです。
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コメント
切り干し大根には通常の細いカットのタイプのほかに、ゆで干し、というやややわらかく太めのものがあるようだ。歯の弱くなった親はそっちのほうがいいと言う。これからが旬らしい。ワタシは細い方がシャッキリしていて好みだ。付け置き処理が面倒な場合は丼に水とともに入れて電子レンジにかければすぐに調理出来るようになる。
投稿: 猫友 | 2009/01/25 12:20