考古学(民俗学) 「くぼみ石」
大きさは左右(1m24cm) 幅(39cm) 厚み(28cm)でごらんのように表面に無数のくぼみがあります。一番大きいくぼみは直径110mm 深さ53mm位の円錐状のくぼみです。
ごく浅いものはくぼみなのかそうでないのか判別がつきにくいのですが、56個ほどのくぼみがあります。
ちょっと調べてみたところ大阪府交野市にある「住吉神社」の「くぼみ石」に似ていると思いました。
その解説によれば、「昔の子供たちが餅つき遊びをした跡」や「子供がヨモギを入れて石でつぶして遊んだ『窪み石』」と書かれていたりしますが石にこんな窪みが出来るまで遊んだとはちょっと考えにくいのですが……。
よほど執念深い、いやいや根気があったのですね昔の子供たちは。「昔」っていったいいつの時代(何年くらい前)なのか記載がないというのがいかにも怪しかったりします。
さて今回の写真は大正元年に作られた石碑を移動したら礎石から出てきたものだそうです。田んぼの畦に置いてありました。
花崗岩のようですが、子供たちが遊んだくらいでこんなくぼみが出来るのでしょうか。雨とか自然現象で出来たものとは思えないし、上から突いたというより何か回転させて削ったようにも見えます。
なにか薬や顔料を調合する台のようにも見えます。
はてさていったい何に使われたのでしょう?
*写真では窪みに水がたまっています。
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コメント
これはポットホールのように見えます。
当方田舎暮らしで、近所の川で時々このような穴のあいた岩があります。
くぼみに入った小石が水流で回って岩が削られ出来るみたいです。
昔の人がそれを川原から拾ってきたんですかねぇ。
投稿: へっけ | 2009/03/12 00:27
へっけさんありがとうございます。
そうそう「ポットホール」この言葉思いだせなかったんです。
以前テレビで、小石が川の流れで大きな石に穴をあけたり窪みを作ったりすると言っていましたが、その言葉が思いだせなかったわけです。
もしかしたらその可能性もありますね。
海に行くと岩などに穴が開いていたりします。カニさんがいたりする窪みですがこの窪みに苔などの植物を植えたらいい盆栽台になるな、などと思ったりもします。
投稿: プル | 2009/03/12 23:17