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2009/06/10

「常用漢字」NHKクローズアップ現代。

NHKクローズアップ現代を途中から見たら「漢字」が話題になっていた。
「常用漢字」の改訂をめぐってのお話。まあその件については長くなるのでヤメにして、今日の番組ではゲストにある作家が出演していた。
この番組のゲストはとんちんかんな事をいう人が多くて、結局何が言いたいのかよく分らない。キャスターの国谷さんは最後にはうまくまとめているけれど、よくあの会話が理解できるものだと、いつも感心する。というより僕の理解能力が低すぎるのかもしれないけれど・・・。

さて今日は「あれっ?」と思った事がある。
ゲストの作家がボードに「雪」という文字を書いたけれど、書き順が??? 「雨」の下の「ヨ」の書き順が違ったようで、一番最後に真ん中の横棒を引いたように見えた。
間違っているといけないので深夜の再放送で確認する。この記事は明日アップすることにする。

「雪」の書き順はこちら

やはり彼の書き順は違っていましたがなにか意図があるとしたら、旧字体を強調したかったのでしょうか。彼は「雪」の「ヨ」の真ん中の棒は突き出るのが正しいと教わったとおっしゃいます。
だとしてもこの書き順には問題があります。

旧字体を復活させよ、とはいわないけれど、漢字を簡略化するのには反対。どこかの国のように、ただたんに多くの人に使いやすいように簡略化が進んだのは文字文化を捨てたようなもの。
4000年の歴史が聞いて呆れます。

常用漢字の改訂に関して文化審議会ではネット上でも調べたようですが、とても画数の多い文字が大量に使われていたと思ったらアスキーアートだったなどという、笑える話もしていました。このアスキーアートのソフトは僕も使った事があります。写真の顔などを画像の濃淡に応じて文字に置き換えていくので、画数の多い文字はベタに近い部分に使われます。だから漢字本来の使われ方ではなくて単なる模様(記号)として使われるというわけです。

PCなどで打つ文字であっても正しく文字として(判別され区別されて)使われていればそれは使用されているとみるべきでしょうね。

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