熱烈なるファンの皆様……。
GMは今月1日に連邦破産法11条(日本の民事再生法にあたる)の適用を申請し経営破たんした。
先日トイレで古い雑誌(いつもトイレでは何かを読んでいる。おかげでケツの周りのクソがカリカリに乾く・・・なわけねーだろ!)……なんて、どこかで以前書いたような気が……。
CGの2006年1月号で「GMが倒産したらどうなるか、という話がおおっぴらにされるようになった・・・」というもの。
記事はJohn Lammが書いている。
前年10月に全米最大の自動車部品サプライヤーが連邦破産法11条の適用を宣言。
アメリカの自動車産業全体が経営波状に陥ったと述べている。
アメリカの自動車産業がどんどん力を失ってきたところへ昨年のサブプライムローンの問題で一気に足元が傾いたGM。
ま、でっかいSUVばかり作っていた印象の大きいGMだがローンで車を販売しそれを証券化し金融機関に販売。ローンの未返済が多くなれば一気に崩れるのは当たり前。
2005年にはすでに大型のSUVやV8エンジン車の販売は軒並み落ちているのに、燃費のいい小型車をGMは作らなかった。
最近GMのブランドの一つであるシボレーからCUV(クロスオーバーユーティリティビークル)なる奇妙な車が発売された。その名は「トラバース」8人乗りの馬鹿でかい車。SUV(スポーツユーティリティビークル)とカテゴリーがどう違うのかよく分らない。モノコックボディーにしたからなんて言いそうですが……。「SUVがダメだからCUVにしました」って言いたいのか。今時V8じゃマズイからV6にしましたというのか。この3.6リッターのエンジンをキャデラックからもってきて車両重量が2トンを軽く超えるデカ物。バカじゃないのか。燃費を考えた車を作る気などサラサラ無いように思えてくる。
日本でも自動車の売れゆきが落ち込んでいる。その中で一部の人だけが恩恵を得るような「エコカー補助金制度」のおかげでプリウスやインサイトが売れているという。
そんななか三菱自動車の面白い広告が新聞に出ていた。
「全国に○○万台ある、車歴13年超の三菱車へお乗りの皆様へ。」というもの。
往年の同社の車の写真が掲載されている。
「こんなくるまも、このような車ももう古いので今乗り換えないと後悔しますよ」というもの。なかなか新車に乗り換えてくれない古い車のオーナー達を紙面では「熱烈なる三菱ファンの皆様……。」という言葉を使っている。皮肉に聞こえたり、ここに掲載された車たちには恐怖であったり脅迫であったり、いろんな思いでオーナーたちは眺めているんだろう。
追加記入/先のCGの記事によるとアメリカではSUVのオーナーの28%、V8エンジン搭載車のオーナーの25%が次回はより燃費のいい車に換えると回答。(2005)
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