夏越の大祓。
今の時季、神社で見かけるのが「茅の輪(ちのわ)」
6月30日は「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」というらしい。
今年も半分終わったという事だ。
「夏越の大祓」は日頃何気なく犯した過ちや受けた穢(けが)れを祓い清めてくれるという。
これってじつにいいじゃないか。どうも今年になってつきがないとか、調子が悪いなーとか、悪い事ばかり起こった。そんな事から断ち切ってくれる。リセットしてくれるなんてありがたいじゃないか。
「茅の輪」をくぐることにより健康を得て災いが払い除けるなんて、まあ気の持ち方しだいなんだろうけれど、確かにくぐってみるとなんだか気分が良くなったように感じるから不思議だ。
今年は手の指のケガが多かった。以前書いた指の金属片の事や竹を切っていてノコギリで指をガリガリやってしまって医者へ走ったりした。
ダニにも噛みつかれた、こういうつまらない事がはたして今後起こらなくなるのかどうか?
神社には「人形代(ひとかたしろ)」という人のカタチに切られた紙があり、それに名前などを書いて体をなでて息を吹きかけて投函すればパーフェクト・リセット。「完全に罪穢れを消去しますか?」「はい」をポチッとしたようなものだ。実に素晴らしいシステムだ。でも交通違反の点数のリセットなんてのは無理なんだろーな。
とにかくこの「夏越の大祓」というのが「無料」というのがこれまたじつに素晴らしい。
通常、宗教ってのはいくらかかるのか(料金体系が)どうも怪しくって嫌なんだけれど……。
あ、書き忘れていた。この写真の神社は美浜の「織田神社」です。
「夏越の大祓」ってのがフリーウェア・ソフトのように試せるなんて面白いじゃないか。
「水無月のなごしの祓えする人はちとせの命のぶといふなり」なんて和歌が書かれていたけれど、なんともセンスのない歌だ。調べてみたら拾遺和歌集(題知らず・読み人知らず)に載せてあると言う。ふぅ〜ん。
追加記入/2009/06/23 今日発行の「fu(ふう)」7月号に「織田神社の春祭り」が掲載されていますね。
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