父母向け就職セミナー。
我が県(福井県)の観光営業部(ふるさと営業課)からの知らせである。
○○年3月に大学などを卒業予定のお子様をお持ちのご父母の皆様対象という。
父母に転職しろという通知ではない。ま、そんなことはバカでもわかるけれど、この見出しはなんとかならんものか。
県外の学校に行っている学生を我が県に呼び戻すために親の力を利用しょうというもの。
「お子様」ってなんだ。ご子息・ご息女って書けとは言わないけれど、いつまでもお子様ランチ的なイメージを引きずってしまう。
通知は県が運営委託した民間企業から届いている。
宛名は○○様ご父母様となっている。
「このハガキは、運営委託事業者(株)○○が有する公表データを基に送付しています」とある。「公表データ」ってなんだ。住所・氏名などの個人情報が公表されているのか?
この点について県(ふるさと営業課)に問い合わせた。
県は運営委託事業者になんら個人情報は公開していないし運営委託事業者からも個人情報は受け取っていないという。
なんとも摩訶不思議な話である。税金を使って該当者約7千名にハガキを出し主催側の県はどこの誰にハガキを出したのかも知らないと言う。
Uターン就職など県内企業への就職をサポートするという単なるジェスチャーを県が行っているだけで、その内容については運営委託事業者に丸投げしたような印象。
問題の「公表データ」とは如何なるものなのか、そしてその出典はどこなのか。どうもはっきりしない。
プライベートポリシーはどうなっている。
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コメント
どこで住所・氏名や対象となる学生かどうかを調べたのか、気持ち悪い話ですね。
しかも、県が民間に委託したのに、実際に送付作業をしているのは民間だから、個人情報の流出元や流出先には頬っ被りというのは・・・。
投稿: まちこ | 2009/07/18 02:00
主催が県だからといってもその個人情報の収集(その方法)については関与していないわけです。
運営委事業者が有する「公表データ」について県の返答は「書き方が悪いですね」とのことでしたが、県はしっかり印刷物を見直していない事になります。
投稿: プル | 2009/07/19 22:38