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2010/01/21

生きる本能を殺したモノとは。

NHK「クローズアップ現代」昨年放送して反響が大きかったという、孤独死した30代男性を取り上げた番組の続編。

解雇されて生活に困窮し、ついには食べ物も手に入れられず死んでいく。他人に迷惑をかけたくない一心から助けを求めない。こういう事になったのは自己責任だと決めつけてしまう。
これが現代の日本なのか、などというとちょっと誤解されてしまうようでもあるが・・・。

みじめな自分の姿を見せたくないから家族のもとにも帰らない。そういう気持ちはよく分かる。はじめはつまらない矜持だと思っていたけれど、どうやらそうではないようで、それを通り越した人としての最期の姿をみたようで切なくなる。

そこまで追いつめるモノとはいったいなんなんだろう。30代が受けた教育に原因があるのだろうか?
死にそうになれば物乞いでもして生きようとするのが生物としての「人」じゃないのか。人だけじゃなく動物だって昆虫だって生きる本能が優先するんじゃないのか。
なぜNHKは30代側からモノを見た、いいかえれば被害者のような感じを与えてしまうような番組を作るのか。(そう思った)
もう一つ気になったのは女性の場合はどうなのかということ。ホームレスの報道はほとんどが男性。

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