
暑くなってきました。こうなると気になるのがPCの放熱対策。
Mac miniの底面はゴムが貼ってあります。(このゴムがどのくらいの熱伝導率があるのかわからない)
さわってみるとかなり熱くなっています。僕のMac miniは冷却時の埃防止のためパワーサポート製の「フィルターベース」を装着しているのでなおのこと熱がこもるのかもしれません。そこで改造してみました。
フィルターベースをそのまま使い放熱製の高いアルミニウムで作りました。
写真のようにMac miniのデザインを崩さずまるで純正品のような素晴らしい仕上がりです。(ちょっと自慢)
Mac miniの下部の黒い部分がフィルターでその下の白い部分がフィルターベースでその下がアルミニウムです。ポリッシュ仕上げでピカピカです。黒檀のテーブルの上で撮影したのでテーブルにまで写っていますが。
製作はフィルターベースを切り抜く事から始めます。
材質はABS樹脂ということで、柔らかいので楽にカッターの刃が食い込みます。

切り抜きました。アクリル用のカッターナイフで簡単に切り抜けます。
仕上げは普通のカッターナイフとサンドペーパーです。
割れ防止のため反対側にも切り取る線を入れておき、反対側からもカッターの刃で溝をつけておくと楽です。
アルミの板は2ミリ厚のものを使います。写真は左からフィルターベース→アルミベース(穴はほんの気分的なもので効果の程は定かでない)→二枚のアルミ板はMac miniの底部が接地する部分です。4ミリの厚みが必要なので2枚作成。細長い4枚のアルミ片は脚部です。
アルミは金ノコで切り取りました。
脚部のアップです。接着は瞬間接着剤(ゼリータイプ)接着後にR部分をもう一度きれいに削ります。
2000番のサンドペーパーで研ぎだした後、粗目コンパウンド→極細コンパウンドで磨きクルマ用の鏡面磨きワックスで仕上げます。
アルミパーツを組み立てます。中央部の厚みは6ミリになります。ズッシリした仕上がりです。一辺に3カ所あいている穴はフィルターベースのこの部分に凹みがあり、埋めるか放熱のための穴を開けるかになりますが、穴の方が作業的に楽です。

完成した静冷台です。中央のアルミニウムの部分にMac miniの底部が接地します。回りの白い部分にフィルターをセットします。
冷却と吸気口へのホコリ侵入を防止すること。しかもMac miniの高さをあまり高くしないこと。これが製作コンセプトです。たった9.5ミリ高くなっただけです。
現状ではテーブルとの間に2.5ミリ(フィルターベース付属のクリアクッションを貼ってある)の隙間があります。わずかな隙間ですが空気に触れる面を多くしたいためです。放熱性を高めたければ放熱フィンや冷却ファンを付ける方法もありますがいかんせん分厚くなります。また無音にしたかったためこのような形になりました。これで熱暴走が起こるようなら下部の隙間にアルミ板(適当な大きさに切ったもの)を挟み後部に出しておくということもできます。
だれもこんな面倒な物作らないとは思いますが・・・。
2010/06/28 追加記入
夜22時を過ぎても室温は30℃。
ほんの気休めにしかならないかもしれないけれど、放熱フィンを付けました。
熱伝導性のいい銅板にアルミのフィンを付けただけ。銅のフィンが手に入らなかった。
フィンの部分を机の横に垂らしています。こんなんで効果あるんでしょうか。たぶんないんでしょうね。巷のクルマのエアロパーツのような自己満足で本人は多少なりとも何かを期待しているのが笑えるパーツです。
大きめのフィンを静冷台の下に置けば一番いいんでしょうが。電動ファン付きなら、なお効果があるでしょう。
ただ机上の占領率と見た目でこうなったわけです。こんな離れたところにフィンを付けなくてもすぐ横に出た銅板の部分に付けてもいいのですが、上面にホコリが溜まりやすいのと、フィルターのすぐ横にフィンじゃなんのための放熱対策か分からなくなります。ってここが熱くなるくらい放熱する可能性は?
写真の黒い部分はエアフィルターです。
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