むせ返る「打ち水」
福井市で「打ち水」活動が始まった。という新聞記事。
福井市の駅前電車通りで、って書いてあれっ?電車が通っているから駅前に決まっているのに変な名称だと思った方もいるかもしれない。これはJRの福井駅がありJRとは別に私鉄の路面電車が通っている道路がある(昭和の風景だ)
で、その駅前電車通りでの「打ち水」をするというもの。
「打ち水」といえばいかにも涼しげだが、その「打ち水」をする時間が午前11時と午後3時の2回。
気は確かか、こんな時間帯にまいても焼け石に水。モワッとした湿気が残るだけ。
ホースでまくといかにも水の無駄遣いに思われるためか、桶から柄杓(ひしゃく)でくんでまいている。まるで墓参りグッズだ。
新聞には「県都涼しげ」などと書かれているが記者は本当にそう感じたのだろうか。
夕方に浴衣等を着た女の子達がぱしゃパシャと柄杓でまいていれば、その効果は?であっても涼しげではあるだろう。
午前11時と午後3時じゃ熱せられた路面にまかれた水とホコリの混ざったような、むせ返るニオイを連想してしまう。
新聞の写真では若い女性たちが足下(パンプスやサンダル)を気にしながら腕を目一杯伸ばしてまいている。奇妙な絵だ。
この奇妙な風景は8月15日まで見る事が出来る。
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