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2010/09/23

心理的に惑わされる。

心理学などというとあまりに範囲が広くて分からないし学生時代、心理学の授業は全て寝ていたので全く記憶にない。一つだけ覚えているのは「ラーメンの作り方はもう分かりましたので試験には書かないでください」という教授の言葉だけ。どうやら「ラーメンの作り方」を答案用紙に書いた学生がいたようだ。じゃあ僕は「うどんの作り方」を書こうとおもったくらいだ。だから難しい話など出来るはずもない。

突然ですがこの「プルことば」の僕「プル」の性別は? なんて聞いたら「男」とほとんどの方は答えるかもしれません。
プルって牡牛のことじゃないのか、なんて声もあります。でも実は「女」です。なんて書いたら「やっぱりそうだったんだ」なんて思う人いるんでしょうか? でも、でもよ~く考えてみてください。ネットでの表現を鵜呑みにしていませんか。

ここ「プルことば」での一人称(自称)は「僕」または「ぼく」としています。「わたし」でも「おれ」でもありません。
ヒトの思い込み、先入観とでもいいましようか「僕」という書き出しで読み手の性別自動判別システムが作動してしまいます。これはほとんどの人が意識しないうちに行なわれている行為じゃないでしょか。

僕の場合、読んでいる文章が理路整然としていたり論理的だったりすると、後でどのような人称表現がでてきてもなかなか軌道修正ができないというか気がつかない場合が多いようです。この場合の僕の性別自動判別システムは「男」と判別するようです。
話が回りくどくなりました。といって最初の書き出しには戻りません。

心的活動について書きます。
ヒトの感覚器官は身体の内外からの刺激をうけることからはじまります。環境の状況センサーのようなものです。
熱や圧感は皮膚、ニオイは鼻、光は目、音は耳といった具合に感覚器官へ刺激として感じます。
これらの通常の刺激ではない刺激もあります。ここで何度も書いている「鳥獣用爆音機」のような瞬間的な大きな音。
感覚器官の興奮の仕方が不自然な刺激を不適当刺激というそうです。

そこで爆音機の音です。ごく小さな(聞こえない音)音(刺激)は物理的に存在していても心理的にはそこには存在していません。ま、そんな音はここでは無視します。
通常の音(音量)といっても基準があるわけではありません。一般的に生活上意識しないで入ってくる音量としておきます。それに対し爆音機のような突然の刺激として感じる大きな音があります。これを先ほどの「通常の音」に対する「比較の音」とします。これら両者の間の差異が大きい場合、感覚の不快感をひき起こします。
シーンと静まり返った座禅中に太鼓をドーン!と叩けばビックリします。心臓によくありません。これが感覚の不快感です。
で、この音の差異ともう一つは音質です。
爆音機の音は鳥獣を追い払うための音です。銃声に似せています。銃声はヒトにとって心地よい音ではありません。
幼い頃からヒトにはこの音が不快なものとしてインプットされているようです。幼児期、学童期に何らかのカタチで入り込んでいるのかもしれません。もしかしたらDNAレベルで既に書き込まれているかもしれません。

音の種類は多くあって書くのも考えるのも面倒なので、心地よい音と不快な音に分けて考えてみます。
心地よい音は鳥の声や音楽だったりします。でも仕事や休息の時にはそんな音も時には不快に感じる事もあります。
その時々に邪魔になれば騒音(ノイズ)です。

なんだかブログにしては文章が長くなってきたし、最初の書き出しとずいぶん違う内容に変化してきました。ここで終わってしまえば中途半端だし次回に続くのは疲れる。どうも何が書きたいのか自分でもよく分からなくなってきました。

愚考します。いままで「鳥獣用爆音機」の騒音に対し何らかの解決策を探ってきたわけです。もちろんこれからも続きます。これは爆音という適応困難な事態に対して自己を守るためであり、この問題は逃避や回避が難しく、僕の行為は他から見れば攻撃的にみえるかもしれません。とくに行政側からみればそう感じるかもしれません。でも正当に行使される攻撃には社会的価値を持つものもあると思います。
攻撃が自己に向けば自殺になってしまいます。爆音機が多く鳴っているところは自殺者が多いといった事が、以前どなたかがここのコメントに書いていましたね。

まだまだ続きそうな感じですが、これで終わります。文章が長過ぎるという感想をいただいた事もありますので……。

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コメント

プルさん
 
 爆音機の音に対する反応は、多分「気持ち」の問題という意味での「心理的」なものではないと思います。身体レベルの「生理的」な反応だと思います。たまたま最近朝日新聞の「あなたの安心」というコラムで「音」の問題を扱っていますが、そこに、環境騒音,健康影響,睡眠妨害等の問題の専門家として京大の松井利仁准教授が健康被害、心疾患に与えるリスクに関して言及しています。世界保健機関(WHO)でもなにやらガイドライン等の言及があるようなので情報を入手してみたいと考えています。行政にものを言うときの客観的な情報として使えるのではないでしょうか。ともかく、私も心臓の動悸がおかしくなって薬で押さえていますが、心臓が苦しいという声が多いように思います。

何か分かりましたらまた。では。

投稿: まりとむ | 2010/09/24 05:42

プルさんはじめまして。
同じく爆音機の騒音で悩むJUNと申します。私の住んでいるエリアは住宅地と農地が隣り合わせにある大都市の郊外です。現状を申しますと、この時期、朝6時前から鳴り始め、夜7時過頃まで続きます。音の種類は凄まじい銃声音と、引き戸を強く閉めた時のような音など、4種類ぐらいのタイプがあり、それらが交互にいろんな場所(果樹園など)から聞こえてきます。長年都会暮らしで、引っ越して来るまで爆音機の存在すら知りませんでしたが、初めて聞いた時はびっくりしました。いろいろ対策を考えようとインターネット検索で辿り着いたのがプルさんのBlogです。私も微力ですがこの問題の解決に取り組みたいと思ってます。プルさん、まりともさん、はじめ皆さん、宜しくお願い致します。

投稿: JUN | 2010/09/24 18:59

junさん

 頑張りましょう、一緒に! 私もプルさんやこまさん、カタツムリさん達、ここの方々に励まされて頑張っています。

投稿: まりとむ | 2010/09/24 20:36

まりとむさん こんばんは。

そうです「生理的」という言葉すら忘れていました。かなり健康状態が危ないようです。
的確なアドバイスありがとうございます。
「心理的」を「生理的」に置換えた方が自然ですね。
じつはここのところ「心理」というワードが妙にひっかかるもので、ま、その原因はそのうちまた。


JUNさん はじめまして。

お住まいの地域からも「爆音機」に関してよくアクセスがあります。今日、他県の環境担当者に○○のような大都市からのアクセスがあるんです。と言ったら驚いていました。昔は里山・里地だったところまで宅地化され、本来静かな環境を求めて家を建てられた方が突然の爆音被害に遭うケースもあるようです。
農家も爆音機の効きめが悪いと思い、そこら中に仕掛けるのかもしれません。まったく迷惑千万です。隣が設置したので自分のところに害鳥がくるかもしれないので、うちも設置しょう。となるわけで悪循環です。
競技用のスターターピストルのようなものを突然鳴らす人もいます。
ご苦労もあると思いますが、騒音(爆音)問題解決のためにがんばりましょう。

ここを読まれているみなさんへ
このコメントまで読まれる方は、この問題に関心がある方だと思います。
ここをのぞいてくださるだけでも励まされます。ありがとうございます。

投稿: プル | 2010/09/24 23:41

プルさん、JUNさん、他の方々へ

 少し明るい報告です。

 私の地域もJUNさん同様、都市近郊の田園地帯ですが、市議会でいままで相談していた市議さんが爆音機の問題を持ち出してくれました。ずっと、市民からの苦情を封殺してきたとも発言してくださったようです。実際農家共々苦情を無視し続けてきたばかりか、爆音機の存在そのものをひた隠しにしてきたような状況ですが、今後爆音機をなくす努力をすべきであろうというところまで市からの発言を引き出したようです。今すぐには解決しませんが、この市にとって歴史的な一歩ではあります。

 もちろん爆音機そのものをどの地からもなくすことが最終目標ですが、ちょっとだけ明るい話として報告させていただきます。

では。

投稿: まりとむ | 2010/09/26 11:49

プルさん

 プルさんのところは田んぼの雀用ということでしたが、以前、雀は田んぼの米も食べるけれど、害虫なども食べてくれて差し引きすると稲にとっては害より益が大きいという話を聞いたことがあります。専門機関で確認されてみてもいいのではないでしょうか?音を出している農家への説得材料になるかもしれません。

投稿: まりとむ | 2010/09/26 16:26

プルさん、まりとむさんへ
ご返事ありがとうございました。

爆音機の担当部署が農政課だと聞き、そこへ初めて行って話を聞いたとき、「農家の出す野焼きの煙(私のエリアは結構多いです)のクレームはあるが、爆音機の音のクレームはお宅が初めてです」と言われました。まあ、それが事実かどうかは分かりませんが。また、農政課のスタンスは農家寄りで最後に「我慢してほしい」と言われ、呆れかえりました。
私は住み始めて数年ですが、3~40年住んでいる他の方々の意識はどうなのか?と思います。確実にある期間はかなり五月蠅いです。きっと我慢されているのでしょうね。もっと声を上げるべきだと思いますが。

投稿: JUN | 2010/09/26 17:41

まりとむさん

こちらはおもに猿とイノシシ対策です。おっしゃるように鳥は害虫を食べてくれます。今年はツバメを見かけませんでした。例年ですと田んぼの上をよく飛んでいるのですが。夜間のフクロウの声も春先には聞いたのですが最近聞きません。フクロウはネズミ等を捕ってくれるのですが、おかげでうちのチョコ(ネコ)のエサになっているようです。
キツツキやカワセミも最近見かけません。山の近くなのでそういった変化がよくわかりますが、これが爆音の影響なのかどうかははっきりわかりません。とくに今年は猛暑だったのでその影響もあるのかもしれませんが。でも音がしなくなってキジが戻ってきたようです。


JUNさん

多くの場合、農政課(行政)は農家よりの印象が強いものです。ただ「我慢してほしい」は行政の対応が悪すぎます。生活課や総務課に庁内の対応の苦情を聞いてくれるところがあります。
府や県の環境関係の機関に聞いてみるのも手です。
野焼きの煙も迷惑ですね。こちらでもヒドイ時は咳き込む事もあります。野焼きしている方が警察にこっぴどくしかられているのを見たことがあります。
住んでいる期間が短い人も長い人も関係ありません。うちなんか遥か昔から住んでいますが、うるさいものはうるさいです。
一時は我慢もしましたが、我慢にも限界があります。
声を上げてください、そして世間にはこんな機械がありこんなに迷惑すると言う事をアピールする事が必要です。

投稿: プル | 2010/09/26 23:27

プルさん

 今日朝のTVで(局は不明)、サル対策として牛を農場周辺の草地に放したらサルがこなくなったと農家の方が話していました。牛が大きくて怖いのと、姿を隠す草がなくなるからだそうです。何十年も悩んでいたけどこんなことは初めてだと言ってました。牛は2頭でした。やっぱりいろいろ工夫する努力しなければだめだと思いました。頑張れ、まともな農家!という気分です。

投稿: まりとむ | 2010/09/29 11:15

こちらでも牛を害獣対策として数年前から使っているところがありました。効果があるようなので今年は違う場所にも放したそうです。
関連記事は(福井県のページです)→http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/reinansuisan/gikei/news22.html
こどもたちの教育にもいいみたいでこういうことは続けてほしいですね。ただ牛を借りる事と、その世話、逃げ出さないように電気柵などの設備がいるようです。

もうずいぶん前(たしか10年以上前)にあぜ道に牛がいて、どうやらペットで飼っているのが逃げたようで、父が飼い主に電話したらすぐに捕まえていました。あぜ道をワッホワッホと逃げる牛を追いかけていました。

小さな頃はどこでも見かけた牛ですが、今は牧場でないと見れない。猿やイノシシは牛は苦手なのに小鳥は牛の上にとまるのが不思議です。

投稿: プル | 2010/09/29 22:03

プルさん

 新聞記事読みました。イノシシにも効果があるんですね。設置が容易な柵ができたらいいですね、こんなものの開発にこそ頑張ってほしいですよね。でも、えさになる草を食べたらいいだけなんだから、1、2頭時々つなぐ場所を変えながら移動させていくというのではだめなのでしょうかね。ともかく、このような方式なら誰に害を与えることもないわけだし行政もこういうところをサポートしてほしいですよね。

投稿: まりとむ | 2010/09/30 03:31

JUNさん

 大都市郊外にお住まいということですが、人口も多いでしょうから、悩まれている方も多いはずなのではと思います。というのは、私はこの場所に来て日も浅いこともあり、今まで付き合いなどほとんどなく、どのような人が住んでいるのか、そもそも爆音機を鳴らしている人たちは誰なのか、近所の人間なのか等、他の人々との接触は直接にはほとんどなく、知り合いを通じて、何年前から苦情はでていること、無視され続けてきたこと、高齢者で苦しんでいる人たちが多い等の話は聞いていたのですが、直接には誰も知り合いがいない状態です。ところが、昨日近所の方が印刷物を手渡しにこられたので、不在が多いことを謝り、爆音機の音がするので早朝家を出、なり終わる頃に帰宅しているという話をしました。そうしたら、この辺の人間で爆音機が嫌だと思っていない人間はいない、みんな我慢しているだけだと言われました。現在、市でも爆音機には効果はほとんどないことを認め、使用を自粛するように話してくれているが、一部の農家が無視しているのだと説明したところ、皆腹を立てている、効果がないなら許せない、署名活動をしたいと言われました。町内会長にも話したいとのことでした。私とその方は初対面で、たまたま私のところに届ける文書がなければ会うこともなかったと思いますが、皆嫌がっているというのは誰からも聞かなかった情報です(役所、警察等々からという意味です)。何か思いもかけなかった展開になりそうですが、JUNさんのところもそれなりに人口がありそうですから、嫌だと思っている人はきっといるのではないかと思います。他にいなくても、自分が迷惑をうけているのだから苦情を言えばいいと思いますが、他の住民も同じ考えだとしたらまた別の展開もあり得るし、やはり心強いと思いました。今後の展開はまた報告します。今も不心得者が爆音を鳴らしていますが・・・。

では。

投稿: まりとむ | 2010/09/30 07:24

プルさん今日は。
プルさんが言われるように、住んでる年数は関係ないというのは当然分かっているのですが、まだ、近所とのコミニケーションが少なく爆発機の苦情等の声が入ってこないのが現状でした。だから、プルさんのBlogがあるのは心強いです。

まりとむさん今日は。
なにか、まりとむさんと置かれている立場が同じような気がします。よく、音というのは個人差があると言われますが、この爆発機に関しては無いように思います。これからも頑張って解決の糸口が見えてくるよう活動したいと思います。
まりとむさん、宜しくお願い致します。

投稿: JUN | 2010/10/02 13:58

私もこのブログのおかげでとても助かっています。励まされるだけでなく、情報も随分いただきました。頑張りましょう!!

投稿: まりとむ | 2010/10/02 17:31

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