くるしい いいわけ。
台風9号が九州に接近している。
このままだと北陸にも影響が出るのだろうか。
先ほどのローカルニュース(福井)で不可解な言葉。
「台風が接近しているからといってあわてて稲刈りをしないでください。水の管理を心がけ台風通過後に速やかに稲刈りを行なってください」そんな内容だった。こういう放送をするにはわけがある。
福井県は田植えを遅く行なうよう指導していた。例年は春の連休(四月下旬から五月上旬)だが食味向上だとか開花時期に一番暑い時期がこないようにするためだとかで五月中旬以降に田植えをするよう指導していた。
だからあわてて稲刈りをすすめられない。
ところが今年は猛暑。一番暑い時期どころかずっと暑い。成長が早く作柄はいいらしい。理解に苦しむ田植えの遅植推奨。
昔から福井は早植、早い収穫。だから新米を他地域より早く京阪神に出荷できた。
先人は台風の時期を避けるためのコメ作りを行なっていた。早く稲刈りをしても稲木(稲を干すためにかける木)が台風で倒れる事もあった。現在は機械で乾燥するのでそのような事はないが、稲刈りまでは天気次第。リスクを伴う遅植を進める理由がわからない。
もうあちこちでコシヒカリが刈り取られている。所によってはコシヒカリは早稲としているところもあるけれど、ここでは中稲に分類される。 今年は生育がよく背がかなり高くなっている。強い風が吹けば一気に倒れるだろう。
台風通過後の水分を含んだ田んぼにコンバインは入れない。言葉は便利だ「速やかに稲刈りを行なってください」
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