はずまない会話(歯科医院にて)
こちらのお席にどうぞ。エプロンをおつけします。背もたれを倒します。
そんなわけで歯科医院にいる。
治療の間、時々医師が場を離れても若いスタッフの女性が横にいて、話かけてくる。
スタッフ「朝晩涼しくなりましたね」当たり前の事だがまったく会話が弾まない。こんなところで会話が弾んでも仕方ないのだけれど…。
ボク 「そうですね」
スタッフ「今年の冬、雪はどうなんでしょうね」
ボク 「さあ~どうでしょ」
でも上記のボクの返答は本当ではない。
スタッフ「朝晩涼しくなりましたね」と答えたかどうかは怪しいところだが……勝手に想像してください。
ボク 「涼しいというより寒いですよ。毎日ネコをカイロ代わりに使っています」
スタッフ「今年の冬、雪はどうなんでしょうね」
ボク 「猛暑の夏の年は大雪らしいです。ま、このデンタルオフィス雪に埋まるでしょうね」
毎回、誰にでもこういうちょっとした時間に何かを話しかけなければならないのも大変だ。ほんの一、二分の事なんだけれど、若いスタッフ(歯科助手?)がオジサン相手になにを話しかけたらいいのか苦労している様子がわかる。
治療室の入り口では「いらっしゃいませ」じゃなかった「こんにちわ」の挨拶。帰りには「ありがとうございました」じゃなくて「お大事にしてください」と言われてもね~ あー痛かった。
「暑くて長い夏もやっと終わり、いつもより少し遅れて咲き出した彼岸花がまるでふかふかのじゅうたんのように野を彩り、私達の目を楽しませてくれています。なんてね。昔の機内挨拶のようなのも面白い。
みなさまもどうか夏の疲れが出ませんようにお体にお気をつけになってお過ごしくださいませ。
本日は当デンタルオフィスをご利用いただきまして誠にありがとうございました。
またのご搭乗、じゃなかったご来院をお待ち申し上げております。」
面白くてもしょ~がないけれど。
写真は自宅の彼岸花。今年は2週間以上遅い開花になった。
| 固定リンク
コメント