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2010/11/11

ブランド米。

福井県越前市(坂田・白山地区)では「コウノトリ米」が栽培されている。
正確に言えば「コウノトリを呼び戻す農法米」と言うらしい。
これはコウノトリが飛来することを願い、エサが増えるように休耕田の管理や無農薬無化学肥料で育てたコメで、先日のCOP10(生物多様性条約第10回締結会議)で振る舞われたと聞く。

地元新聞社『福井新聞」はコウノトリ支局まで開設し「コウノトリ通信」で同地区のことを紹介している。
越前市に問い合わせたら今年の4月1日から7月16日までコウノトリが付近で生活していたらしい。

で、やはり気になるのがコメ作りにおける害獣対策だ。聞くところによればイノシシが出没し柵で防いでいるとのこと。シカはあまりみかけないとのこと。
サル等は花火で追い払うこともあるが有害鳥獣用爆音機は設置していないとのことだ。

あまりコウノトリに神経質になる必要もなく、トラクターや耕耘機で作業していても付近でエサをついばむくらいの環境と慣れも必要なことではある。
コウノトリを意識しすぎて、コウノトリが足枷になり農業がやりにくくなるのも問題だ。嫌われたのではどうしょうもない。
でも付近の人は今はコウノトリが住みやすいように運動会の打ち上げ花火を止めたと聞く。「そこまでするのもどうかと思う」とは市関係者の言葉だが、そういう意識の低さが住民のやる気に蓋をすることになる。
先の「コウノトリが足枷になり農業がやりにくくなるのも問題だ」と言ったのもこの方だ。

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コメント

そうです。

 自分のしていることに愛情を感じている、誇りを感じている、それがあってこそ人は仕事を続けられるのです。こうのとりと共生する農業をしようとする心、それを愛し、応援する周囲の人たち・・・・人が望んでいる幸せな農業、市民生活ってこういうものだという気がします。いつもこのようなことが可能だとは思いませんが、そのようなことが消費者に愛される基盤は今の日本ならあると思います。佐渡の朱鷺のいる田んぼの米がブランド化して少々高めでも売れているそうですから。人はまともなことに関与していると思えることがやはり幸せなのです。消費者としても。

投稿: まりとむ | 2010/11/11 23:39

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