同じ爆発音でも・・・。
今日はこの時期には珍しい黄砂の影響で靄(もや)がかかっています。
バスの後方青い道路案内の上あたりに工事中のトンネルが見えます。
ちょっとわかりにくいので拡大してみます。
まだちょっと分かりにくい方は写真をクリックし拡大してください。
このトンネルは舞鶴若狭自動車道(法定路線名・近畿自動車道敦賀線)の御岳山トンネルです。
手前(バスの進行方向)が敦賀方面になります。
トンネル工事は24時間態勢で行なっていますが、深夜に発破(ダイナマイト)を使うことがあり近くの集落では心臓が止まりそうなくらいの音と振動があるといいます。かなりの苦情が現場(工事)に寄せられているということですが、この近くには鳥獣用爆音機設置場所もあります。
爆音機で騒音に慣れているんじゃないのとイヤミを言ってやりましたが、程度が違うと言います。
一日にたった数回のダイナマイト音でも迷惑すると言いますが、これはかなり自分勝手です。
爆音機で迷惑している者にすれば数分おきに(所によっては数十秒おき)ドカン!とやられているわけです。
同じ爆発音に迷惑しているわけですが、農家の言い分はかなり勝手な言い訳です。
農家の作物作りはまるで神の作物作りだとでも思っているのでしょうか。
「自分たちの爆音機の音は我慢しろ!工事の爆発音は迷惑!」
話題を農産物に変える。
*我が国の年間農業生産額は約8兆円。米国に次ぎ2位(先進国内)
農業大国である。
農水省の発表している怪しい食料自給率。
店頭に並ぶ野菜は豊富にあり、どこかの国のような陳列台の底が見えるようなことなどほとんどない。
チンゲンサイ・白菜・ほうれん草・キャベツ・大根・サツマイモ……きりがないからもう書かないけれど、生産地はほとんど国内。輸入物なんか探さないと見つけられない。これで農産物の自給率が低いなんてどうやったら信じることができるんだ。
今年の夏は猛暑で野菜の出来が悪く品物不足になった。価格も上がった。でも輸入野菜で補ったようには思えない。農産物の自給率はとても高いのじゃないのか。
いままで国の手厚い過保護農業政策により支えられてきた農業。
全ての農家がそうであるとは言わないが、そんな政策にベタ甘えに甘えてきた不真面目な農家。
戸別所得補償制度なんていう摩訶不思議なものまである農業。
農水省が余計なことをしすぎるからいけない。
言い方は適切じゃないかもしれないけれど国家を食いものにしてきた農業。
さてここからがこのカテゴリー(鳥獣用爆音機)の話題。
一般産業に適応される騒音規制が農業にだけはあまい。
先のトンネル工事の爆発音(騒音)には規制がある。苦情があれば対処する必要がある。
一方農家の使う鳥獣用爆音機の爆発音(騒音)は使っている人にお願いするのみ
(「あのう〜もう少し音量を下げるか音の間隔をあけていただけると助かるのですが。」「んなことできん!ボケが!」)と言われるかどうかはわからないけれど、だいたいそんな感じのことになる。
もう泣くしかない。シクシク。
政治的なことをここでは言いたくないけれど、TPP協定(環太平洋パートナーシップ協定)への参加の件で悩み苦しんでください。
今度はあなたたちが泣く番です。ってこんな書き方はすきじゃないけれど、爆音機に苦しめられている人はそのくらい嫌な思いをしているわけです。
*参考/日本は世界5位の農業大国・浅川芳裕
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コメント
大豆、小麦、種子等の自給率調べてみて。
投稿: 鎌村 | 2010/11/20 10:42
鎌村さん。
全て農水省で低いと発表しているものですね。
自給率関連を詳しく述べだすとここのカテゴリーの範疇から逸脱してしまいます。
よって一般的な感覚を述べているだけです。
農水省が発表している数字と感覚のズレを言っているのです。
投稿: プル | 2010/11/20 23:12
おはようございます。
以前にこちらに書き込みさせていただいた、北海道の者です。
>TPP協定(環太平洋パートナーシップ協定)への参加の件で悩み苦しんでください。
>今度はあなたたちが泣く番です。
に全面同意です。自分は日々「爆音機が無効果で作物全滅しろ!」と呪文を唱えたくなります。
前回の書き込み後、やや変化があったのですが今また大変しんどい状況になっています。
まとめられる状態になったら報告させてください、宜しくお願いいたします。
投稿: 生き難い者 | 2013/09/30 09:49
生き難い者さま
この爆音機というものは経験したものにしか分からない苦しみがあります。
精神的にまいってしまうものなのは、ここにコメントをくださった方皆さんが経験しています。
そして通常では考えられない思いを抱くものです。「作物全滅」という言葉も生き難い者さんだけでなく、このバカげた音を聞かされたものが思ってしまうことの一つです。
爆音機の効果については限りなくあやしく、騒音における健康被害は環境省が認め「近隣騒音防止」を謳っています。
農水省はこの件については触れたがらず、その態度は市、町の農水課に反映されています。
住民課や生活安全課などは「近隣騒音防止」ポスターが環境省から配布されても貼った形跡がなく(当方では)もし貼ってあれば「あれは嘘ですか」と指差し抗議できるのですが。
投稿: プル | 2013/10/03 22:30