バカげている。
有害鳥獣に関して、いままで鳥獣用爆音機について、またその音による害について書いてきたが、今日は有害鳥獣を追い払う他のことについて書く。
一般的にはそれらの害から農作物を守るためには柵や網を用いるのですが、他の方法を検索していたら、米原市サル追い払い用モデルガン貸出要項なるサイトを見つけました。
すごいことです。行政がモデルガン(エアガン)でサルをバンバン打ちましょうというもの。動物愛護協会にしてみれば頭から湯気の出そうな内容ですが、これ無意味。効果がないと言う意味ではありません。(もちろん効果もありませんが)
市販のエアガンごときで追い払えるものではありません。エアガンはおもちゃです。所詮射程距離は10〜20メートルくらいで、数メートルなら缶ビールのアルミ缶に穴があきますが、その程度のパワーは外気中では無力。玉は競技用でもたったの0.3gほどですから石投げた方がましです。
ま、爆音機使われるくらいなら玩具のエアガンで遊んでいてくれた方がましですが。
兵庫県森林動物研究センター(野生動物の追い払いグッズ)はちょっと問題のある危険なものがあります。
●動物駆逐用煙火「轟音玉(ごうおんだま)」使用に関しては指定の講習会が必要だという。花火の親玉みたいなもので、使う人のモラルが問われるようなちょっと危険なしろもの。多く使われると爆音公害と火災の危険がある。ま、コストの関係でそれほどバンバン使われないだろうが。
●競技用パチンコ サルの追い払いに適します。と書かれているがこの種のものを使ったことがあるけれど素人がまともに的に当てるのは高いスキルが必要。しかも鉛の玉(パチンコ玉くらい)を使うのでとっても危険。銃に近い危険性があるのではないのか。
●各種エアガン(BB弾)これについては先に書いた通り。
以上、どれもこれも追い払いのお遊びとして使うのは面白いかもしれません。
鳥獣用爆音機は騒音公害発生機ですが、今回紹介したものも迷惑なものばかり。他の産業では使わないものばかりです。
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