首長からの返事(鳥獣用爆音機関係)
9月下旬に鳥獣用爆音機による環境悪化について知事宛に手紙を書いた。
その回答がきた。
回答が遅くなった詫びが添えられていた。
内容はこのカテゴリーに書いた内容を要約したものだが、ここにコピペすると分量が多くなるので省略する。
以下2点の質問(お願い)をした。
一つは「コウノトリが安心して飛来できる環境づくりについて。」
(回答)というもの。コウノトリと爆音機の関連についての記載はない。
生き物のにぎわいを取り戻すための県民運動を行なっている。さらに本年度秋からは、自然環境を守り育む活動や、特にコウノトリの放鳥を予定している○○市では、餌場の整備への支援を開始しました。
二つめは「爆音機の規制(含禁止)をしていただきたい」
(回答)という。音量測定等しているのみたことがないし、役所では音量測定器などないと言っていた。
爆音機は、騒音規制法や公害防止条例による規制の対象外であり、その使用を県が一律に規制することはできませんが、使い方によっては有害鳥獣に対する防除効果があることから、市町が地域の実情に応じて指導を行なっています。お住まいの地域では使用に当たって、関係集落の農家組合長を通じ、爆音機の使用者に対して、音を小さくすること、作動間隔を広げることを指導するとともに、住居の敷地の敷地境界での音量測定を行い、住民生活に影響がないか確認しているとのことです。今後とも、周辺環境に影響を及ぼさないよう、市町と協力して鳥獣対策を進めます。
規制の対象外といいながらも下線部の「住民生活に影響がないか確認」や「周辺環境に影響を及ぼさないよう」の部分は一定の評価はできる。
「使用を県が一律に規制することはできません」ということは「全ての事案に同じ基準で規制はできない」と解釈すれば、「住民生活に影響がある場合」や「周辺環境に影響を及ぼすばあい」はこの限りではないと解釈してもそれは自由だ~!
この「周辺環境に影響を及ぼさないよう」が先のコウノトリの件や僕が手紙に書いた「里地・里山の環境を崩すことになる(生物生態系の崩壊)」に配慮した精一杯の返答か。
回答は県の総務部長名になっている。県のサイトには「知事へのおたより」と言うコーナーがある。回答例を見ると担当部署名になっている。これじゃあ「県へのお便り」じゃないのかと思ってしまう。
知事宛に出したのに。ブツブツ。
不要な検索ワードから逃れるために固有名詞は削除させていただいた。
| 固定リンク
コメント
現在、「爆音機は、騒音規制法や公害防止条例による規制の対象外であり・・・」だから、県として何らかの対応を考えてほしいと言っているのですよね!要望の趣旨を理解していないんじゃないですか?理解しないようにしているとか。「使い方によっては有害鳥獣に対する防除効果があることから、・・・」、効果はほとんどないと言っている公的機関による調査報告があるし、すでに条例で原則使用を禁止している自治体では、やはり効果はほとんどないと言っているわけですから、人間に苦痛を与えてまで使用する理由およびその根拠となる効果をデータとして出せと言ってみたらどうでしょう。「住民生活に影響がある場合」ですが、「影響がある」から訴えた住民の声を無視する理由は何か尋ねたらどうでしょう。ほんとに不快ですね。
投稿: まりとむ | 2010/11/22 06:23
まりとむさん
県は、質問に対してズラした回答をしてきたわけで、腹が立って封筒を放り投げたくらいです。
こんな回答ではお話しになりませんので再度問い合わせてみるつもりでいます。
おっしゃるように規制の対象外だから迷惑しているわけでなんとかしろ!と言っているのに「規制できない」ではお話しになりません。机上で電話のやりとりだけで得た答えを検証もせずそのまま送ってきたのは明白です。
親身さゼロ。
コウノトリにしても自然再生プロジェクトにしても現実には票取りパフォーマンスに見えてしまいます。
そんなプロジェクトに県民はほだされているようにしかみえません。
投稿: プル | 2010/11/22 22:39