目に見えぬもの。
この時期になるとテレビでよく目にするのが寺社で行なわれる「すす払い」
ササ竹で軒下などをサラサラと払っている。
ま、どうみてもこんなものでキレイになるとは思えないし、逆に装飾物に傷がついたりササの葉のゴミがふえるんじゃないのかと思ってしまう。
「暮れのパフォーマンスじゃないのか」と思われてもしかたない。
もちろんそんな意味あいもあるんだろう。
昼のNHKの番組で鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)の「すす払い」の様子が流れていた。
ここでは神域で育った竹を使い「ササ竹で祓い清める」と述べていた。
すすや汚れを落とす以外にこういう意味があったのである。神道でいう「罪汚れを祓い清める」ということなのだろう。
地元局でも成田山福井別院(大本山成田山新勝寺の別院)の「すす払い」の様子が流れた。
建物やご本尊・不動明王をササの葉でサラサラ撫でていた。
ここでも邪悪な心、魔性を祓う意味が大きいと住職が述べていた。
どちらも見た目は「払っている」んだけれどその意味あいは「祓う」だということ。
そしてどちらも観光客なのか参拝者なのかわからないけれど、見守っていた。
でもササ竹で人をサラサラと払うようなことはしない。
罪汚れや邪悪な心は人が持つものだから、「やっちゃえ!」と思うんだけれど・・・。
そしてもう一つこの時期の話題
巷ではうんざりするくらいクリスマスソングが流れ、時には鳥肌が立つくらい恥ずかしくなることがある。
僕が流しているわけじゃないから聞き流せばいいんだろうが、でもやっぱり背中がゾワッとする。
そして年賀状作成が大変という方も多い時期。
僕はすでに昨年に今年のデザインは出来上がっていたので、それを紙に表現するだけの楽しい作業だ。昨年の分は一昨年に案が出来ていた。
今回の年賀状は「松の葉」を題材にしたものと「野菜」を題材にしたもの2種類。どちらが届くかはお楽しみに。
ただこのWeblogには個人特定されてしまうので、掲載できなのが残念。
来年はこの二種類の年号を変えて逆に出せばいいわけだ、なんてね。
クリスマスソングの話題を書いたからじゃないけれど、今流れている曲はザ・ヴィーナスの「ラブ・ポーション」というLPレコード。SHUREのV-15が「涙のシンデレラガール」をゆっくりトレースしている。
*写真は今年の素材の一部。
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