ススキとセイタカアワダチソウ。
村上春樹の文庫本を数えたら44冊(含/上下刊・共著)
ほとんどがBOOK・OFFなどで買ってきたものだ。
特に新刊に拘っていない。
そんなわけだから「1Q84」などいつになったら手に入るのかわからない。
枕元に数冊置いて寝る前にパラパラと数ページに目を通している。
昔は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や「新谷かおる」のコミックが多かったけれど、趣向が変わってしまった。
「村上朝日堂 はいほー!」を見ていて気がついたことがある。
その中の「チャンドラー方式」の中に次のような文章がある。
「窓の外ではセイタカアワダチソウとススキが風に揺れつづけている」さて季節はいつでしょう?
僕はセイタカアワダチソウの黄色い花とススキの穂が思い浮かんでしまった。だから季節は「秋」であるわけだけれど、でも……そうではないようで、ムラカミ先生は窓の外のセイタカアワダチソウとススキをぼんやりと眺めていた。季節は1983年の春である。
ススキの季語が「秋」だからとかそんなことは関係なく、なぜ今頃この部分がひっかかったのか不思議だ。でも時間とともにそんなことはどうでもいいように思えてきた。
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